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多賀大社の祭神は?

  • tootake
  • 2025年5月22日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年5月29日

第690話


多賀大社は、滋賀県犬上郡多賀町多賀にあります。祭神は、伊邪那岐命(イザナギ)、伊邪那美命(イザナミ)とされています。古くから「お多賀さん」として親しまれれてきています。


「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」との俗謡もあり、ここに見る「お多賀の子」とは、伊勢神宮の天照大神ことです。天照大神が伊邪那岐命・伊邪那美命の子であるとされているためです。


しかし、多賀大社の祭神は南北朝時代の頃までは伊弉諾尊ではなかったことが判明しています。一説では、和銅5年(712年)編纂の古事記の写本のうち真福寺本には「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也」「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」との記述があります。日本書紀には「構幽宮於淡路之洲」、すなわち「幽宮(かくれみや)を淡路の洲(くに)に構(つく)りて」とあり、国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島の地に幽宮(かくりみや、終焉の御住居)を構えたとあります。古事記:真福寺本の「淡海」は「淡路」の誤写でそのため、淡海すなわち近江(滋賀県)の多賀にイザナギ・イザナミを後付けで加えたと思われます。


古事記以前の時代には、一帯を支配した豪族・犬上氏の祖神を祀ったとの説がある。犬上氏は、日本武尊の子の稲依別王の後裔とされています。日本武尊=稲依別王=台与と思われます。


藤原忠平らによって延長5年(927年)に編まれた延喜式神名帳では、多賀大社は「近江国犬上郡 多何神社二座」と記載され、「二座」とは、伊邪那岐命・伊邪那美命とされていたわけではないようです。ちなみに多賀大社の摂社(境内社)の日向神社は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を、同じく摂社(境外社)の山田神社は猿田彦大神を祀っており、こちらが本来の祭神であると思われます。


・日向神社の瓊瓊杵尊は台与です。~瓊瓊杵尊:ニニギは台与

・日向は、守口市日向町〒570-0023・高槻市日向町〒569-0024にある地名です。


多賀大社は、八咫烏関連の神社で烏に供物を捧げる先喰行事という特殊な御鳥喰神事を行っています。八咫烏(ヤタガラス)はウツシコオです。~第274話:八咫烏もウツシコオ 


<まとめ>

・多賀大社もウツシコオ、台与を祀る神社です。

・名神高速の多賀インターがあることからもわかるように、古くから多賀は交通の要所でした。

・イザナミ、イザナミを祭神に加えることのよって伊勢参りに便乗したのでしょう。



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<蛇足の追記>


多賀社のお守りとして知られるお多賀杓子は、元正天皇の養老年中、多賀社の神官らが帝の病の平癒を祈念して強飯(こわめし)を炊き、シデの木で作った杓子を添えて献上したところ、帝の病が全快したため、霊験あらたかな無病長寿の縁起物として信仰を集めたと伝わっています。元正天皇のころは精米技術が未発達で、米飯は粘り気を持つ現代のものとは違い、硬くてパラパラとこぼれるものだったらしく、それをすくい取るためにお多賀杓子のお玉の部分は大きく窪んでいて、また、柄は湾曲していたとのことで、かなり特徴のある形だったとようです。


かつて際立った形状であった「お多賀杓子(おたがじゃくし)」は、「お玉杓子(おたまじゃくし、玉杓子、お玉)」の語源になったと考えられます。カエルの幼生「おたまじゃくし」は、「お玉杓子」から派生した名称なので、「オタマジャクシ」の語源もまた、「お多賀杓子」ということになります。


ちなみに、パミル語でカエルの子のことをタマラクシ(tavalaikkutt-i)と言います。タマラクシにタマラクシで「お」をつけると「オタマジャクシ」とになります。本来、「カエルの子はカエル」であったはずです。{参考文献}田中 孝顕著「日本語の真実」p101



※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>

   



 
 
 
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