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タミル語で読み解く邪馬台国(1)

更新日:10月14日

第433話


日本語は日本列島の中でのみ喋られる孤立語とされ、そして、その起源は分からないとされています。しかし、東アジアには様々な言語があり、日本語とゆかりの語彙を見出すことが出来ます。中国の四川省からチベット辺りの少数民族、例えばチャン族やイ族は日本語が聞き取れるとのことです。


実は日本語は古代中国の殷王朝とその末裔と同族で喋られていたとする説も有ります。

また、日本語は2200年前に大挙してやって来た渡来人から始まっており、以前の言語は置き換えられたと考える研究もあります。


田中 孝顕著「日本語の真実」という本があります。この本によりますとタミル語と日本語は共通点が多くあります。タミル語は、南インドのドラヴィダ語の一方言ですが、独自の展開を遂げ主要な言語としての地位をしめています。


例えば、オタマジャクシはタミル語ではタマラクシと言いますが

接頭語の「お」をつけると、日本語と全く同じのオタマジャクシとなります。


タミル語で記紀の難解な言葉の謎がとけます。

例えば、古事記に次のような記事があります。

殺された迦具土神(カグツチノカミ)の

頭から生まれた神は正鹿山津見神(マサカヤマツミノカミ)。

胸から生まれた神は淤縢山津見神(オドヤマツミノカミ)。

腹から生まれた神は奥山津見神(オクヤマツミノカミ)。

陰部から産まれた神は闇山津見神(クラヤマツミノカミ)。


タミル語でマサカは頭、オドは肋骨で胸、オクは腰で腹、クラは生殖器(ホトとは女陰)と見事に一致します。


明日香をなぜ飛鳥と書くかと言えば、タミル語でアスカは鳥という意味だからです。

春日のカスは海辺(浦)だそうです。


残念ながら、田中 孝顕氏の論は一般的には、ほとんど認められていないようです。


私も、飛鳥、春日の由来については自説を持っています。

以前にも書きましたが、スガ、ソガはウツシコオの内から来ています。

伊勢国奄芸郡奄芸郷に菴宜はという地名があり、菴宜(あんぎ)は、ウチ(内)にちなむとされています。また巷宜(そが)ともいい、大和国高市郡の曽賀、筑前国早良郡曽我部郷に縁故のものと考えられています。”あんち”はウチがなまったものです。菴宜(あんち・あんぎ)からは、菴が巷に変化し巷宜(そが)となったのです。


奄智蘊 (あんちのかづら):奄智(あんち:うち)は大和国城下郡の奄知村の地名にもとづき、雄略紀二十三年に筑紫安致臣某(宇摩志麻治命の九世孫・物部竺志連公の後裔)がみえ、筑紫に安致の地名があったことが考えられています。


ソガはスカに変化しますとスガになります。


スガに接頭語の「か」を付けると「か・スガ」=春日

スカに接頭語の「あ」を付けると「あ・スガ」=飛鳥・明日香になります。

スカはウチ(内)ですから、接頭語(かorあ)が「大」を意味するなら、いずれも「大内」となります。参照:第400話:大内氏


春日はカスは海辺(浦)というのも一考に値します。三島(茨木市)は岸辺(地名;吹田市)と隣接しています。参照:第196話:阿部(安部)氏~岸辺(吹田市)


邪馬台国の当時は、河内湖、奈良盆地湖があり、邪馬台国は岸辺(浦)だらけでした。

奈良盆地湖は塩水湖であったことが地質学的に確かめられています。



※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>




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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Sep 06
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狐(キツネ)はイナリ、狛犬(こまいぬ)は神の犬

六甲山(むこうやま)~地名からわかること (hidemaru3375.com)

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Sep 06
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

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