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大内氏:周防は諏訪!

更新日:8月5日

第400話


日本の武家はいわゆる「源平藤橘」やその他の中央の貴族の末裔を称することが多いのですが、大内氏は百済の聖王(聖明王)の第3王子である琳聖太子の後裔であるとしています。

聖王は、百済の王で武寧王の子です。武寧王は、第386話:継体天皇はスサノオ で書きましたように継体天皇=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王の兄の味饒田命(うましにぎた)だと思われるのです。参照:継体天皇はスサノオ 味饒田命はウマシマジ


<越智氏>

石見誌には島根県邑智郡の由来は越智氏がこの地にやって来たからと書かれています

島根県邑智郡邑南町日貫に大原神社があり、祭神は天之子八根命・健御賀豆智命・伊波比主命・比賣神です。天之子八根命はアメノコヤネ、健御賀豆智命はタケミカヅチで、比賣神は卑弥呼です。


邑智郡誌によると、邑智郡(おち)は、開拓神として邑智須々美命(オチススミ)との奥方の邑智姫命と共に邑智郡を開拓した旨が記載されています。邑智須々美命(建御名方神と同神)と邑智姫命の二神を祀っていたそうです。本来の祭神は、「ススミ命」であって、国譲りの際に降臨した神と言うべきです。それは、建御雷神と対決したミホススミ=ススミ(建御名方:タケミナカタ)神であると考えられます。


つまり邑智須々美命=建御名方神=武御雷(タケミカヅチ)=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王) 邑智姫命=比賣神=卑弥呼=ウツシコメということです。


村上水軍と越智氏では次のように書きました。オチは元々はウチ(内)です。内色許男命の内です。なお三島(茨木市)も昔は内(ウチ)だったようです。内は、ヤマト=邪馬台国です。参照:村上水軍と越智氏


<三毛入野>

三毛入野は神武天皇の兄の一人ですが、三毛入野は周防(山口県)の周防国熊毛郡の地方豪族とされおられるのは、「謎の四世紀」の著者である上垣内憲一先生です。周防國熊毛郡 熊毛神社の祭神は、御毛入沼命(ミケイリノ)と玉依姫命です。かつて周防から自然銅が豊富に出ていました。熊毛郡の柳井市の茶臼山古墳からは、直径44.8センチの大型の単頭双胴怪獣鏡が出土しています。三毛入野もやはり鉱山の経営者だと思われます。熊毛郡には4つの神社が三毛入野を祭っています。熊毛神社、加茂神社(*鴨はウツシコオです)、岩隈八幡宮二社です。



三毛入野命(みけいりののみこと)は、日本書紀では「三毛入野命」・「稚三毛野命」、古事記ではでは「御毛沼命(みけぬのみこと)と表記され、神武天皇(初代天皇)の兄であるとされています。しかし、神武天皇は、神日本磐余彦天皇(かん・やまと・いわれびこの・すめらみこと) で、古事記では、若御毛沼命(わかみけぬのみこと) 、豊御毛沼命(とよみけぬのみこと) です。稚三毛野命の「稚」は「若」の意味です。とすると「わけみけぬ」となります。「稚三毛野命」は「若御毛沼命」と同じです。ということは三毛入野は神武天皇(神日本磐余彦天皇)になります。豊御気主命は三毛入野! では私は長脛彦は三毛入野としています。参照:長脛彦の物語


三毛入野=神武天皇=長脛彦=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王

ということです。

山口県周南市大字長穂にある周方神社の祭神は、建御名方神(タケミナカタ)です。なお周方は「すほう」と読むのではなく、「すわ:諏訪」と読みます。諏訪大社のよりも先にタケミナカタを祭ったのは、こちら(山口県)の神社の方が先の筈です。タケミナカタは南方刀美神と書く方がただしいと思います。参照:南方刀美神(タケミナカタ)


上記により、大内氏の内は内色許男命(ウツシコオ)の内です。越智氏も内氏です。


==============================

<付記>

大内氏が琳聖太子の後裔であるとしている琳聖太子は日本に渡り、周防国多々良浜に着岸したことから「多々良」と名乗り、後に周防国大内村(現・山口県山口市大内)に居住したことから大内を名字としたともしています。多々良(たたら)はもちろん蹈鞴(たたら)すなわち製鉄のことでしょう。


大内氏の祖を琳聖太子とする説は1453年(享徳2年)に大内教弘が朝鮮国王端宗に呈した一書の中で自称したのが最初で、大内氏は朝鮮との交易を有利にするためにあえて百済王の子孫を仮託したものと考えられています。大内氏の始祖を百済系帰化人とする説は史実としての信憑性は疑わしいとされていますが、信憑性を否定する説自体が、一次資料に全くない当時の委員会の想像に過ぎないとされています。参照:大内氏 - Wikipedia


関連項目:第387話:各氏の祖はスサノオ=ウツシコオ!

    :第363話:彦はすべて、ウツシコオ



※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>




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2 comentários

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
05 de ago.
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籠(この)神社の奥に、パワースポットとして有名な眞名井神社があります。

眞名井原には豊受大神(とようけのおおかみ)をお祀りする匏宮(よさのみや)があり、宮中に祀られていた天照大神(あまてらすおおみかみ)が新しい居住地を探して全国を旅します。豊受大神がおられる縁からこの地に遷り、豊受大神と共に吉佐宮(よさのみや)という宮号で4年間暮らしたとされています。匏宮(よさ)と吉佐宮(よさ)は与謝郡のことです。


与謝野 晶子(よさの あきこ)はこの地の出身なのかと思ったら、本名は鳳 志やう(ほう しょう)でした。鳳 =大鳥は大阪府堺市の地名です。


鶴と亀がすーべった:籠神社 (hidemaru3375.com)

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
04 de ago.
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!  第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ  第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

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第334話: 大彦は、五十猛!   第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ

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第338話:月読命(ツクヨミ)   第349話:天児屋命はウツシコオ!!

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