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投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)

更新日:6月24日

第330話


丹波、丹後、丹波(但馬)は京都府北部の日本海エリアから兵庫県全体に及ぶ広大な地域です。この地域が魏志倭人伝にある投馬国だと思われます。


籠神社(このじんじゃ)は、京都府宮津市大垣にある神社。丹後国一宮です。

祭神は、彦火明命 (ひこほあかりのみこと)で別名は、天火明命、天照御魂神、天照国照彦火明命(饒速日命)ともいうとされています。社家海部氏の祖神。

相殿神には、豊受大神(とようけのおおかみ)別名は御饌津神(みけつ)ともいいます。

海神(わたつみのかみ) - 社家海部氏の氏神、天水分神(あめのみくまりのかみ)


境内に入ると、いきなり亀の背中に乗った珍彦(うずひこ)の銅像があります。珍彦はウツシコオです。第84話:うず彦(椎根津彦) ~浦島太郎


丹後、丹波、の丹とは朱です。古代は朱(水銀)が但馬から採れたました。

弥生時代から古墳時代にかけて京都府北部の日本海エリアは、驚くべき繁栄をしていたことが考古学の調査によって明らかにされています。


京丹後市には網野銚子山古墳があり、全長198メートルの大王クラスの古墳です。そこかた徒歩で十数分のところに水之江浦嶋子神を祭る網野神社があります。

第111話:塩土老翁~浦島太郎2もウツシコオです。


丹後国に伝わる浦島太郎の話は、子供向けではなく、助けた亀が全裸の美女に変身し浦島太郎に迫ります。この話は第328話:沙至比跪(サチヒコ)で書いた新羅国からサチヒコ送られた美女を思わせます。沙至比跪(さちひこ)はもちろんウツシコオです。参照:ヒコユキからウツシコオへ   ウツシコオの名前についての弁明 忌部氏(彦幸)~和歌山・名草


浦島太郎は、宇豆比古は、紀ノ國(木の国)名草での呼び名です。椎根津彦(しいねつひこ:日本書紀)、槁根津日子(さおねつひこ)でいずれも同一人物で珍彦=宇治彦=内彦=ウツシコオです。


福知山市大江町には元伊勢豊受大神社があります。豊鍬入姫命(とよすきいりひめ)が天照大神の御杖代として伊勢に行く前に各地を回るときに、最初の遷座地が丹後でした。

第212話:豊受気媛神は三炊屋媛、では伊勢神社の下宮で祭られている豊受気媛神(豊受大神)は、三炊屋媛ではないでしょうか、と書いています。三炊屋媛は長脛彦(=ウツシコオ)の妹です。別名は櫛玉姫命(櫛玉比女命)です。三炊屋媛が豊受気媛だとすると、三炊屋媛は饒速日に嫁ぐ前に但馬に嫁入りしていたのではないか、と書きました。なんで但馬に行ったのかは不明でしたが今回でやっと分かりました。


丹波、丹後、丹波(但馬)すなわち魏志倭人伝にある投馬国とウツシコオは非常に関係が深い場所だったのです。田道間守(タジマモリ)はウツシコオ=難升米です。

つまりウツシコオは投馬国の王だったのです。



※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>


倭宿禰命は、天孫彦火明命(ほあかりのみこと)の孫で、丹後に天降ったとされています。

彦火明命は、丹波国造の祖とされ、籠神社の宮司家を直系で世襲してきました。


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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
26. Mai
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