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継体天皇はトヨ(台与)??!

更新日:8月27日

第422話~布遅波良己等布斯郎女(ふじわら・ことふし・のいらつめ)


あまり知られていないと思いますが、第398話:衣通姫(そとおりひめ)の別名は布遅波良己等布斯郎女(ふじわら・ことふし・のいらつめ)です。父親は稚野毛二派皇子(わかぬけふたまたのみこ)です。稚野毛二派皇子は継体帝の曾祖父または曾々祖父とされています。稚野毛二派はなんとなく若御毛沼命(神武天皇の別名)、三毛入野を連想させます。

若御毛沼命=三毛入野=神武天皇は、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。参照:神武天皇~泉佐野


二俣王も息長氏と関係が深く、孫には汗斯王(彦主人王)がいます。この人物は継体天皇の父とされています。参照:第385話:継体天皇の父はウツシコオ

彦主人王はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。


記紀での系図は信用できず親子関係が入れ替わっていることはよくあります。稚野毛二派皇子は継体天皇の父:彦主人王としたらどうでしょう。外通姫の父親は継体天皇の父:彦主人王となります。


外通姫こと布遅波良己等布斯郎女(ふじわら・ことふし・のいらつめ)の名前に中臣氏から転じたふじわら:藤原が入っているのも奇妙です。


外通姫が宮中に入る際には、藤原氏の祖とされる中臣烏賊津(なかとみのいかつ)が尽力しています。近江坂田(滋賀県米原市)の住まいへ允恭天皇が差し向けた中臣烏賊津に対して、実姉が皇后であることを理由に入内を固辞したが、入内するまで退かないと烏賊津が7日間も庭に平伏したため、入内することとなった。しかし、実姉が皇后であるため、允恭天皇の宮とは別の宮である大和の藤原宮(現在の奈良県橿原市)に住んだとされています。


このことは、継体天皇が大和朝廷に大王としてまねかれた経緯に似ています。

継体天皇に使者をおくり、大臣・大連らが男大迹王を迎え入れる本意を詳細に説明させた。使者は3日かけて説得し、そのかいあって男大迹王は即位を決意し、大倭へ向けて出発したという。その後も、男大迹王は自分はその任ではないと言って何度も即位を辞退するが、大伴金村らの度重なる説得を受けて、ついに天皇に即位したとされています。そして奈良県には入らず枚方市の楠葉で宮を置いたのです。最寄り駅は京阪電車樟葉駅


衣通姫(そとおりひめ)は布遅波良己等布斯郎女の他に田宮中比彌(たみやのなかつひみ)という名前もあります。田宮(田居)中比弥の田宮(田居)は地名です。これらは彼女等の成長した土地ではなく、后妃となってから宮殿を営んだ地です。河内国交野郡田宮郷が該当すると考えられています。


田宮村(たみやむら)は大阪府:枚方市田宮村です。現在地名は枚方市田宮本・大垣内(おおがいと町)一丁目・同三丁目・朝日丘町・西田宮町・東田宮・山之上西町・山之上北町・岡山手町です。現在の京阪電車の枚方市駅周辺です。卑弥呼が住んでいたと思われる禁野、中宮、都ヶ丘にも歩いて行ける距離です。参照:発見!! 邪馬台国~枚方市禁野


「男弟(おおと)王」は、継体の名前「男大迹(おほど)王」と推定されています。

乙訓郡は弟国でした。このことにより海部氏の系図:勘注系図に登場する乙彦命(おとひこのみこと)は孝元天皇とする説がありますが、乙(おと)は弟のことです。つまり乙彦命は男弟王で継体天皇です。


乙彦命の乙は弟とすれば、乙彦命は勘注系図に一云、(彦)火明命とあります。

第420話では火明命(彦火明命)は台与としました。hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??


継体天皇は外通姫こと布遅波良己等布斯郎女で魏志倭人伝のいうところの台与です。


記紀で最も実在したと考えられる天皇(大王:オオキミ)は、継体天皇です。そして卑弥呼の後を次いでヤマト(邪馬台国)の大王になったとは台与:とよ(乎止与命・台与・臺與)です。


注:台与は女性ですが、藤原不比等・記紀の作者は、日本の天皇家が「男系天皇」を継続してきたとしたいことから、「天皇家は万世一系」とするためにトヨ=豊受姫が13歳の少女ではまずいので男性として記紀には記載しています。

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<追記>

継体天皇の母は振媛(ふるひめ/ふりひめ)です。

越前国三国の坂中井(さかない)(福井県坂井市の旧三国町域)にいたとされてます。

坂井郡(坂井市)には、葛原部があり、「フジワラベ」と訓みます。

允恭天皇の皇妃:衣通郎女(上宮記逸文では布遅波良己等布斯郎女)の名代とされています。名代(なしろ)は、古墳時代の部民制における集団のひとつで、一定の役割をもってヤマト王権に奉仕することを義務づけられた大王直属の集団です。より丁寧に御名代(みなしろ)とも呼ばれることがあります。


※継体天皇は通説では507年に57歳で即位したとされています。干支を二回つまり240年引くと210年の生まれとなり、邪馬台国の時代にぴったり合います。隅田八幡神社人物画像鏡で「癸未年八月日十大王年男弟王在意柴沙加宮時斯麻念長寿遣開中費直穢人今州利二人等取白上同二百旱作此竟」とあり癸未年を507ではなく267とすると台与の時代に合致します。



関連項目:第385話:継体天皇の父はウツシコオ

    :第386話:継体天皇はスサノオ

    :第370話:とよ(乎止与命・台与・臺與)


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>




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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Aug 27
Rated 5 out of 5 stars.

豊玉姫命 説

石原洋三郎の説[15]。13歳の台与が登場した際、卑弥呼は少なくとも、70歳以上で没したと考えられ、その年齢差は60才以上と考えられる。 梁書倭国伝・北史倭国伝によれば、『正始年間(240-249年)、卑弥呼が死に、更に男王が立つが国中が服さず、更に互いに誅殺しあう。また卑弥呼の宗女である台与が立ち王となる。その後、また男王が立ち、並びに中国の爵命を受ける。』とあり、台与の死は書かれていない。 海神(ワタツミ)の娘・豊玉姫命は、天照大御神の曾孫である山幸彦と結婚をしているが、ウガヤフキアエズノミコトを出産した後、山幸彦のもとを去っている。


豊鍬入姫命 説

崇神天皇の皇女[16]である豊鍬入姫命に比定する説。天皇の命で天照大神を祭った初代斎宮が台与に当たるという説であり、この説の場合は卑弥呼を倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトトヒモモソヒメノミコト)と比定することが前提[17]とされることが多いが、卑弥呼を倭迹迹日百襲姫命に比定する説は箸墓古墳の研究などから勢いを増している。『日本書紀』の垂仁天皇25年の本文から、台与は生前に退位したと考えられるが「一云」によれば倭姫命(垂仁天皇の皇女で第2代斎宮)が初代斎宮で台与に当たることになる。


豊姫 説

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Aug 26
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

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第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

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第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

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