邪馬台国は物部王国！

第２４話

ここで、ちょっと整理してみましょう。

・ウツシコオ（内色許男命、大綜麻杵命）は、内里（京都府八幡市）の出身。

魏に自ら乗り込んだ難升米と思われる。饒速日の5世孫

・イカガシコオは、枚方市の伊加賀に住んでいたと思われる。ウツシコオの子供

・ミ・マキ入彦（崇神天皇）は、イカガシコオの兄弟のイカガシコメの子供,、すなわちウツシコオの孫　枚方市牧野から高槻にかけてに領地（御牧国）をもつ。

　　　ということは、みんな饒速日の子孫ということです。みな物部氏です。

一方、神武は日向系とか、天尊系とか呼ばれています。

天孫とは、ウツシコオ（高木神）の孫のことでミ・マキ入彦（崇神天皇）のことだと思われます。

・神武（イワレヒコ）は、大物主（饒速日）と三島の溝杭の娘：玉櫛姫の間にできた子：ホト・タタラ・イスケヨリ姫の入り婿です。

三島のミゾクイもイカガシコオも出雲（但馬；投馬国）と関係が深いとことはすでに述べました。これらのことにより、大和朝廷（邪馬台国）は物部氏に乗っ取られていたと思われるのです。

牧尾一彦も「邪馬台国と神武天皇」の中で次のように書いておられます。

当時の国政を牛耳っていたのは、出雲神であって、決して天照大神（卑弥呼？）ではなかったことが歴然としている。 ～～中略～～

饒速日の三世孫の出雲シコの大臣・出石ココロの大臣と六世孫のイカガシコオが、実は同一人物であったとすると、それぞれの父、オオヘキソ＝ウツシコオもまた同一人物でなければならない。

～～中略～～

物部連祖族は、孝元天皇世代にすでに出雲（但馬）を拠点としている巨大軍事系部族である。　引用以上　天照大神（卑弥呼？）、出雲（但馬？）は私の挿入です。牧尾一彦氏は決してそんなことは言っておられません。

日向系の神というのも、実は物部氏が一族を引き連れて来た九州から天の岩船に乗って大和にやって来た言い伝え（先代旧事本紀）があるからではないかと思います。

※これまでの記事はこちらです。

※このプログは、御牧国（ミマキ国）が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。