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tootake

高師小僧~大阪府高石市

更新日:3月5日

第59話


私の親友が高石市にいます。最近、月一で飲みに行くようになりました。


神武天皇(私の考えでは、饒速日です。)は、大阪府の高石市を訪れています。

目的は、高師小僧です。


高師小僧とは鉱物の名前です。「高師」は昔、「高蘆(たかし)」と言わ れていた様で,蘆(あし)」とは植物の「葦(よし)」の事です。浅い沼が広がる湿地帯で繁殖する植物で、高師小僧はそのような沼地にあります。湖沼鉄のことです。振るとカラカラと鈴の音がするので「鈴石」とも呼ばれています。核となる粘土などに鉄分が殻のように巻き付いてできたと 考えられる褐鉄鉱の一種で、内壁の小石が剥離して中で動き音をだす。国指定の天然記念物でもあります。


水に流された褐鉄鉱が水中の微生物の作用で沼地に沈殿し、バクテリアによって鉄が集積され低温での製鉄に適する沼鉄鉱ができるのです。


高石市の地面の深いところに褐鉄鉱を含む層があります。

大阪湾のことをチヌ(茅沼)の海と言いますが、魚のチヌはがたくさん釣れたからとも、血沼の海でもあると言われています。神武の兄、五瀬命がこの辺りで亡くなったという伝説もありますが、これは「血」から連想した人が考えた後付けの俗説です。沼鉄鋼のある沼は赤い色をしてますので血の沼、こちらが本当でしょう。


褐鉄鉱は、製鉄材料は鉄材としては上質ではないのですが、豊富にあるため古代ではよく用いられていました。朝鮮半島からの良質な鉄材が途絶えたときに代用の鉄資材として重宝され、また薬としても、兎余糧(うのよりょう)して用いられていました。商品価値があったようです。神武は、そんな高師小僧に目を付けたのでしょう。


高師小僧が高石の地名の由来と思われるのは、確かです。ところで友人の住所は

高石市取石~まさに採掘現場だったと思われるのです。高石という地名は高師小僧からきていりと思われます。タカシ→タカイシ

                        {参考文献}謎の四世紀 上垣内憲一


※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。 

※これまでの記事はこちらです。



高師小僧


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