第30話
今、枚方と高槻の間に新しい橋が建設中です。高槻川と枚方川で橋の工法が異なっているのをご存じでしょうか? これは鵜殿の蘆原を守るためだそうです。
高槻側に鵜殿蘆原はあります。
◎鵜殿蘆原とは
鵜殿のヨシ原は、淀川流域でも最大のヨシの群生地であり、野鳥や動植物の貴重な生息地ともなっています。
この鵜殿に生えるヨシは、高さが3mほどの大形のヨシで太く弾力性があり、古くから雅楽の篳篥(ひちりき)の蘆舌(リード)として使用されており、1945年(昭和20年)頃までは、毎年100本ずつ宮内庁に献上されていました。今でも宮内庁楽部で使われている蘆舌は、すべて鵜殿産のヨシで作られています。というよりここのヨシでないとダメなのです。この場所は今でも天皇家と関係があるのです。
鵜殿の地名については、何回か前に書いたタケハニヤス彦(建波邇安王)の乱で、敗軍の将兵が追い詰められ淀川に落ち鵜のように浮いたので、一帯を「鵜河(川)」と呼ぶようになったと『古事記』に書かれています。ここには鵜殿の渡しがあり、楠葉の渡しと同じくここでもタケハニヤスの軍は大彦の軍にコテンパンにやられてしまったようです。京阪樟葉駅からも建設中の橋と鵜殿蘆原が見渡せます。
豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)もしくは、中津国(中つ国)とも言う。『古事記』には「豊葦原の千秋長五百秋の水穂国」(とよあしはらのちあきながいおあきのみずほのくに)『日本書紀』神代上には「豊葦原千五百秋瑞穂の地」(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)神代下には「豊葦原千五百秋瑞穂国」(同上)という記載があります。
ここまで読んでこられた方はもうお気づきでしょう。ここはミマキ国のど真ん中、ここが豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)と言いたいのです。摂津はかつては津国でしたね。
古事記の冒頭はこうです。
あめつちの初発はじめの時、高天原たかまがはらに成りませる神の名は、天之御中主あめのみなかぬしの神、次に高御産巣日(たかみむすびの神)、次に神産巣日(かみむすびの神)。
八百万の神、天安之河原(あまのやすのかはら)に神集(かむつどひ)に集う
この時、神々は真っ暗になった世界を元に戻すべくアマテラスオオミカミに出てきてもらう作戦を天安河の河原でオモイカネ(思金)・アメノウズメノミコトという神々が中心になって相談します。
上記の高御産巣日(たかみむすびの神)、そしてオモイカネ(思金)というのが崇神天皇の祖父ウツシコオであることはすでに述べました。
天原(高天原)〒576-0034も交野市にありますし、川原町も枚方市役所の横にあります。そこでよく飲んでいました。
交野市にある邪馬台国 高津姫 ~岩船街道
※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。。
※これまでの記事はこちらです。
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投馬国は但馬、但馬は丹波、丹波は出雲 (hidemaru3375.com)
<タケハニヤスの乱>
:タケハニヤスの乱1
:タケハニヤスの乱2 ~阿太(奈良県五條市)
:タケハニヤスの乱3 ~小人国
:タケハニヤスの乱4~大彦は、綏靖天皇
:タケハニヤスの乱最終章