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高屋阿波良姫~高野山

更新日:2023年10月9日

第104話


ヒコユキこと大綜杵命(ウツシコオ)の妻は、高屋阿波良姫(アハラ姫)です。高屋は日向高屋山上陵がある鹿児島ではないかという人がいます。


神代三陵といって、「筑紫日向可愛之山陵」・「日向高屋山上陵」・「日向吾平山上陵」の3つの御陵が鹿児島県にあります。それぞれニニギ、ホホデミ、ウガヤフキアエズの陵とされ、宮内庁で管理されています。またそれぞれに鹿児島県には、新田神社、鹿児島神社、鵜戸神宮があります。日本書紀では、神代三陵の場所の詳述は書いていません。奈良県にある橿原神宮と同じで後付けで作られた神社でしょう。(検証は後日


私は、高屋阿波良姫の高屋は「こうや」と読むのだと思います。私のかってな想像ですが高屋(こうや)は、あの空海の開いた高野山だと思います。高野山では、銅鉱山と水銀が採れるのです。高野山金剛峯寺のすぐ下は金、銀、銅、水銀の宝庫であるということが確認されているということです。すなはち重要な天然資源の眠っている場所を聖なる場所として、そこに寺院を建立したとも考えられるのです。


弘法大師空海高野山金剛峯寺を開いた際に地主神たる丹生都比売神社から神領を譲られたとする伝説が知られています。第63話で「和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野にある丹生都姫神社のことに触れました。「丹生都姫は名草戸畔の事と思われます。なお名草には、太田黒田遺跡があり、孝霊天皇の黒田宮、鍵・唐古遺跡とも関連があり、私が神武=スサノオ=孝霊天皇とする所以です。」と書いたことがあります。空海の死後、その弟子達により丹生都比売神社の神領はさらに高野山の寺領になりました。


ウツシコオは弘法大師と同じくらい頭が良かった筈だと私は思っています(第71話)。高野山の鉱物資源を見逃すでしょうか。高野山の地名は和歌山県伊都郡高野町で伊都郡です。第77話で書いたように一大卒のいる九州の伊都国は五十猛(饒速日)、やウツシコオとも関連しています。そして名草戸畔(トベ)は卑弥呼とも書きました。


阿波良姫の別名は出雲シコタリでイカガシコメ、イカガシコオの母親です。


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2023.9.30 追記


鹿児島県の姶良(あいら)市がありますが、姶良郡(現在霧島市)の山ヶ野鉱山では、金、銀、それに朱が採掘されています。神武天皇の九州での妻は阿比良姫(アヒラ姫)です。

饒速日の最初の高屋の阿波良姫(アハラ姫)と名前が似ています。私の考えでは神武=饒速日ですから、高屋の阿波良姫と同一人物と考えられなくもありません。


イカガシコオ(ウツシコオの長男)の子のオホニイカワは紀ノ國アラカワトベの娘の中日姫(ナカヒメ)を娶っています。饒速日(孝元天皇)の后は紀ノ国の名草トベです。とするとやはりウツシコオの后は高屋の阿波良姫でしょう。



※これまでの記事はこちらです。このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。

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tootake
2023年10月08日
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