第296話~今回はほぼ小説です。
前回:日向は大阪府守口市 で述べたように、素戔嗚が守口市、茨木市を拠点にしていたことは、もう間違いないでしょう。神武東征の出発地であるとされる日向は大阪府守口市です。そして記紀では神武(この場合は五瀬命)はさらに東を目指します。守口の東は枚方です。塩筒老翁が東に良い土地があると言ったことから神武天皇は東征を決意したと書いてあります。塩筒老翁はウツシコオです。猿田彦は塩土老翁神
日本書紀では「青雲の白肩の津に至る。」、古事記には「經 浪速之渡 而。泊 青雲之 白肩津」と書いてあります。青雲は白肩津(枚方)の枕詞と思われていますが、東雲(しののめ)も茨木市の地名です。茨木市立東雲中学校〒567-0834 茨木市学園南町
守口市から枚方市までは、京阪電車で寝屋川市などを経て10駅ほどあります。
近いようで結構距離があります。五瀬命は東雲から船で枚方に上陸します。
一方、五瀬命の弟の三毛入野は、木津川ルートで男山から枚方を目指していました。
加茂神社由来説話によれば、賀茂建角身命(三毛入野)は葛城山からに宿り、そこから次第に鴨川の上流葛城に移ったとされています。賀茂建角身命は八咫烏鴨武角身命(やたからすかもたけつのみのみこと)です。八咫烏もウツシコオ 、建角身命もウツシコオ
五瀬命と賀茂建角身命(三毛入野)が枚方で接近したときに、事件は起こります。
古事記には、五瀬命、御手に登美毘古が痛矢串を負いひたまいき、、、南方(みなみかた)より廻幸するの時、血沼海に居たり、其の御手の血を洗ふ、、、と書かれています。日本書紀では記載なし。※南方は方角ではなく、地名です。
五瀬命が矢を射かけられたのです。五瀬命は負傷し、河内湖(淀川)を南下し、血沼海(大阪湾)へと逃れます。南方は当時の水運の拠点です。南方から枚方へと頻繁に舟が往来していました。参照:南方刀美神(タケミナカタ) ~三島の溝杭3代目
賀茂建角身命(三毛入野)は登美毘古=長脛彦です。参照:長脛彦の物語
矢を射かけたのは、三毛入野こと長脛彦だったのでしょうか。そしてその理由は、、、
記紀では弟が兄を殺す話がいくつかの記載されています。
賀茂建角身命(三毛入野)は木津川が淀川、桂川が合流する地、当時は広大な巨椋池がありました。邪馬台国は巨椋池
八幡市内里に拠点をおいたことで賀茂建角身命(三毛入野)はウツシコオ(内色許男命)と呼ばれるようになります。内は宇治または菟道とも表記します。参照:菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
内里の対岸は、大山崎、向日市、淀です。淀津遺構、山崎津と玖賀耳之御笠、
この辺りは乙訓郡です。乙訓郡とは弟の国という意味です。三毛入野は五瀬命の弟です。
関連項目:日向は大阪府守口市
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
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