第288話
五十猛神(イタケルノミコト/イソタケルノミコト)は素戔嗚の子です。
和歌山県を紀伊国(木の国)というのは、五十猛が木を多量に植えたからです。
木を植えたのは、船を作るためでした。イタテ神(五十猛)を祀る紀臣(キノオミ)一族は、津島半島の水軍として活躍しています。
一方、彦五瀬命(ひこいつせのみこと)は五瀬命ともいい、ウガヤフキアエズとタマヨリビメの間に生まれた長男で、神武天皇の兄とされています。そして三毛入野の兄です。
私は、ウガヤフキアエズは素戔嗚と思っています。つまり五十猛と五瀬命は同一人物だと思うのです。参照:ウガヤフキアエズのミコト
彦五瀬命は弟たちとともに東征に従軍しましたが、浪速国の白肩津(あるいは孔舎衛坂)での長髄彦との交戦中に長髄彦の放った矢に当たって負傷します。そして紀国の男之水門に着いた所で、彦五瀬命の射られた傷が悪化した。その後、日本書紀によると紀国竈山で亡くなり、竈山に墓が築かれたといいます。彦五瀬命の神霊を祀る神社としては、竈山墓の南麓に竈山神社があります。
五十猛を祭る伊太祁曽神社は、和歌山県和歌山市伊太祈曽にあります。紀伊国一宮。
和歌山市内にある日前神宮・國懸神宮と竈山神社、伊太祁曽神社に参詣することを「三社参り」といいます。
日前神宮・國懸神宮の祭神は鏡です。相殿神には思兼命(おもいかねのみこと=内色許男命(ウツシコヲノミコト)と石凝姥命(いしこりどめのみこと=鏡造り)が祭られています。
伊太祁曽神社は五十猛で、竈山神社は彦五瀬命、それを同時に参るということは、やはり五十猛=彦五瀬命ではないでしょうか。
彦五瀬命が長髄彦の放った矢に当たったというのは、見過ごせません。このブログでは長脛彦=三毛入野=ウツシコオだからです。豊御気主命は三毛入野!
またしても弟が兄を殺す話です。
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<蛇足の追記>
邪馬台国の誕生 では次のように書きました。
素戔嗚の子の 五十猛の紀伊国統治地域は名草(なぐさ)郡であったと思われています。
名草は渚です。そして枚方市の磯島は、五十猛(イソ・タケル)と関係があるのではないでしょうか。五十猛を祭る神社は各地にありますが、イソ猛を「磯竹」と表記する神社もあります。私が現在住んでいるところは、京阪電車の御殿山付近です。この辺りは渚と呼ばれています。またすぐ近くに磯島(〒573-1186)という地区もあります。
五十猛=彦五瀬命も京阪電車の沿線に住んでいたと思われます。そして弟の内色許男命(ウツシコヲノミコト)は八幡市の内里に住んでいたと思われます。二人とも京阪電車の沿線の住人です。
※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
※これまでの記事はこちらです。
初代神武天皇の皇子で、第2代綏靖天皇の同母兄とされる。多臣(多氏)及びその同族の祖とされる。
多氏 - Wikipedia
https://www.bing.com/ck/a?!&&p=10f1690e9ce0f788JmltdHM9MTcxMzEzOTIwMCZpZ3VpZD0xZjI2OWE5Mi0xMTQ5LTYyMzAtMTdmNS04ZWI3MTBjMjYzY2UmaW5zaWQ9NTE4Ng&ptn=3&ver=2&hsh=3&fclid=1f269a92-1149-6230-17f5-8eb710c263ce&u=a1L3ZpZGVvcy9zZWFyY2g_cT0lZTclYTUlOWUlZTUlODUlYWIlZTQlYmElOTUlZTglODAlYjMlZTUlOTElYmQmcXB2dD0lZTclYTUlOWUlZTUlODUlYWIlZTQlYmElOTUlZTglODAlYjMlZTUlOTElYmQmRk9STT1WRFJF&ntb=1
伊達神社 (和歌山市) - Wikipedia
伊和神社 - Wikipedia
稲田宮主須賀之八耳神 – 國學院大學 古典文化学事業 (kokugakuin.ac.jp)
神話や伝説によれば、神八耳は諏訪大明神の神使(しんし)であり、諏訪大社の守護神とされています。
神八耳は、諏訪湖の水神としても知られており、湖の安全と豊かな漁獲を守護しているとされています。
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