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倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ??

更新日:8月15日

第405話


第358話~カゴメ歌の謎:鶴と亀がすーべった:籠神社 の追記で書いたのですが、籠(この)神社の奥に、パワースポットとして有名な眞名井神社があります。

眞名井原には豊受大神(とようけのおおかみ)をお祀りする匏宮(よさのみや)があります。天照大神(あまてらすおおみかみ)は、豊受大神と共に吉佐宮(よさのみや)という宮号で4年間暮らしたとされています。


豊受大神を祭る神器の一つは瓢箪だそうです。丹後国与謝郡の与謝(よそ)の地名起源は瓢箪(ひょうたん)であると海部氏勘注系図の割注に書かれています。


與曾豆羅(よそづら)は天吉葛ともいい、これも瓢箪(匏:ひさご)のことです。

 天吉葛(アマノヨサヅラ=ヨソヅラ)とは、「天」=高天原に存在する、「よい(=便利な)つる植物」を意味し、神格化された植物と考えられています。祝詞との関連で(水を汲む道具としての)瓢箪(ヒョウタン)と解釈する説もあります。


与謝(よさ・よそ)から連想される人物として、置津與曽命(おきつよそのみこと)がいます。置津與曽命は、先代旧事本紀に大原足尼命の親と記されます。また、海部氏勘注系図では孝元天皇の和風諡号の彦国玖琉命(大倭根子日子国玖琉命)を亦名に持つ乙彦命が置津與曽命と同世代にいますが、乙彦命は彦與曾命だと伝えられています。


豊受大神は、とよ(乎止与命・台与・臺與)で置津與曽命は、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。記紀では、乙彦命(彦與曾命)は孝霊天皇の子で、妹は倭迹々日百襲姫(ヤマトトモモソ姫)がいます。


香川県東かがわ市に水主神社(みぬしじんじゃ)があり、倭迹々日百襲姫命を祀っています。社伝ではヤマトトモモソ姫は7歳のとき倭国大乱を逃れるため、大和国黒田の盧戸を出立し、居を讃岐国水主に定めたのち成人まで住み給いて農業・水路・文化の興隆を成したとされています。このときヤマトトモモソ姫は、うつぼ船に乗ってきたとされています。


うつぼ(植物)と瓢箪(ひょうたん)は、実は同じ植物の異なる品種です。どちらもウリ科ユウガオ属に属しています。


このことにより、倭迹々日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)は、とよ(乎止与命・台与・臺與)であると考えられます。


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京都府与謝郡与謝野町三河内(みごち)に倭文神社(しどりじんじゃ)があります。

第390話:様々な卑弥呼(1)~下照姫、建葉槌命、、でも述べたように倭文神社は機織の神である建葉槌命(タケハツチ。天羽雷命・天羽槌雄・武羽槌雄などとも)と棚機姫命(たなばたひめ。天之八千千比売・天衣織女などとも)を祀る神社です。


豊岡と魏志倭人伝がいうところの”とよ(乎止与命・台与・臺與)”の関係を調べていてこの与謝郡の倭文神社をみつけたのです。棚機姫命は卑弥呼でした。参照:第356話: 七夕幻想~機物神社 卑弥呼の後継ぎであるトヨも棚機姫だったと思われます。


京都府城陽市水主宮馬場にある水主神社(みずしじんじゃ)の境内摂社の衣縫神社の祭神は豊組野命は女神で、豊の名からオトヨ(乎止与命)と同一人物と思われます。この水主神社のある場所は木津川の近くでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王

の拠点地です。水主神社の祭神は、10柱とも15柱ともされています。

天照御魂神、天香語山命、天村雲神、天忍男神、建額赤命、建筒草命、建多背命、建諸隅命、倭得玉彦命、山背大國魂命、天照御魂神、天香語山命、山背大国魂命、大縫命、小縫命

このうち大縫命、小縫命は女神で、それ以外の神はすべてウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。女神である大縫命は卑弥呼、小縫命はトヨです。縫は機織のことです。


倭文神社のある京都府与謝郡与謝野町は、京都ちりめん(丹後ちりめん)で有名です。

丹後ちりめんは、京都府北部・丹後地方の峰山、及び、加悦谷地域において、創織された絹織物を発祥とし、日本国内最大のシェアを持つ絹織物です。



※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>




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7件のコメント

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
8月10日
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福岡県の大原八幡社の側には祖父墓と言う塚があり、そこでも大原足尼命は祭られています。塚が祖父の名で祭られるその理由は、天皇の祖父の意味ではないでしょうか。すると小止与姫はその母となりますが、姫は宇佐の比売大神こと豊比咩命です。


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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
8月10日
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
8月09日
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饒速日命の孫・彦湯支命(比古由支命)の後裔。物部氏の一族。

  1. 火闌降命薩摩国隼人族の祖)の後裔で、犬養部と同祖の氏。

  2. 開化天皇の皇子日子坐王の後裔。因幡国で朝臣姓「草香部」を名乗った。

  3. 開化天皇の孫・山代之大筒木真若王彦坐王の子)に始まる、但遅麻国造族の日下部君(『古事記』、『大日本史』)。

  4. 開化天皇の孫・狭穂彦王(彦坐王の子)に始まる、甲斐国造族の日下部直、河内の日下部連。

  5. 仁徳天皇の皇子である大草香(おおくさか)皇子の後。

  6. 孝徳天皇の孫・表米親王(日下部表米)に始まる、日下部宿禰の後裔(『 朝倉始末記』)。

  7. 大彦命の子・紐結命に始まる日下連。

  8. 若多祁命の子・田狭乃直に始まる伊豆国造族の日下部直。

  9. 天日和伎命の6世孫・保都祢命の末裔の日下部首。

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
8月09日
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
8月09日
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旧事本記 大原足尼命(おおはらのすくねのみこと)[筑紫豊国(つくしのとよのくに)の国造らの祖で。置津与曽命の子である]。『先代旧事本紀』尾張氏系譜にも、弟彦命、日女命、玉勝山代根古命、若都保命、置部與曾命(おきべよそのみこと)が記される。置津世襲命と置部與曾命は「津」と「部」が異なるが同一人物であろう。博多、伊予、平戸の志式神社、十城別命 – 古代史俯瞰 by tokyoblog (tokyox.sakura.ne.jp)

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