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大国主は、大彦 ~出雲は三島

更新日:5月31日

第42話


「大国主と少名毘古那は協力して葦原中国の国造りを行った。」と書かれています。


少し前に、孝元天皇と家族たちという記事を書きました。もう一度書きます。


大彦と少彦、これはオオナムチ(大国主)と少名彦(スクナ彦)すなわち、オオナモチ(大名持ち)とスクナ持ち(スクナ彦)の対比と合致します。

少彦男心命はスクナ彦でしょう。大彦は大国主? だとすると孝元天皇は神産巣日神(カミムスヒ)ということになります。古事記では少彦名命は神産巣日神(カミムスヒ)の子とされているからです。


神産巣日神(かみむすびのかみ)は、天地開闢の時、天之御中主神(あめのみなかぬし)・高御産巣日神(たかみむすび)の次に高天原に出現し、造化の三神の一柱とされています。

高御産巣日神(たかみむすび)は、孝元朝の宰相ウツシコオ(思金:オモイカネ)であることは、すべに述べました。


国譲りは出雲の話ではなかったことは、出雲神話の真実という記事で明らかにしました。

孝元天皇の二人の息子は、大彦と少彦男心命、即ちオオナモチ(大国主)とスクナ彦です。

「一緒に国造りをするように」と言ったのは、孝元天皇です。国造りとは、大和朝廷(邪馬台国)でことです。オオナモチとは大穴持ち=鉱山をたくさん持っている人という意味で天皇クラスの人です。


そして大彦は、ウツシコオの最大のライバルなのです。大和朝廷(邪馬台国)で権力不動のものにしたいウツシコオは、陰謀を張り巡らせます。


孝元天皇、大彦、少名彦を失脚させ、自分の娘であるイカガシコメを開化天皇に嫁がせます。しかも、イカガシコメは元々孝元天皇の妃だったのにです。自分の妹(姉?)のウツシコメもそれ以前に孝元天皇に嫁がせています。もうやりたい放題です。そして生まれたのが、ミマキ入彦(崇神天皇)です。幼い天皇の外戚としてウツシコオは、最大の権力を手中にしたのです。


こうなると、卑弥呼はイカガシコメという説も捨てがたくなってきます。

「倭人の国は大いに乱れた。そのため、卑弥呼を擁立した連合国家的組織をつくり安定した。」という魏志倭人伝の記述は、ウツシコオが自分の娘イカガシコメを開化天皇に嫁がせたことで、自分の思い通りになったと読み替えることも可能です。


ミマキ国に流行った疫病を大国主の祟りだと思ったウツシコオの息子のイガガシコオは大神神社に大国主(大彦)を祀ったのです。


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大彦の子の名前が、タケヌナカワ(武淳名川別)と記紀に書いてあるので、大彦のカミヌナカワとの対比で 大彦=大国主=カミヌナカワ=綏靖天皇であることは間違いないでしょう。古事記によると、大国主はコシの沼河比売(ヌナカワ)を妻にしようとはるばる訪ねて行き、歌を詠み交わして次の日に結ばれたといいます。ヌナカワは、ヒスイの原石産地です。

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Wikipediaでは下照姫(高照姫)の兄弟姉妹として同母:阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネ)、異母:事代主神、建沼河男命とあります。古事記では下照姫は大国主神(顕国玉)と多紀理毘売命の娘で、阿遅鉏高日子根神の妹としており、先代旧事本紀・地神本紀でも古事記でも同様に大己貴神(大国主)と田心姫命の娘で、味耜高彦根神(アジスキタカヒコネ)の同母妹としています。この建沼河男命(日本書紀)は武渟川別(古事記)とで事代主=阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネ)=武渟川別ということになります。シタテルヒメ - Wikipedia


武渟川別が下照姫の兄弟ということは大国主の子ですが、建沼河男命(日本書紀)=武渟川別(古事記)は大彦の子です。この事によっても大国主=大彦ということがいえます。

 タケハニヤスの乱でもこのことは再確認しています。



※出雲~タケハニヤスは山代国(京都府)愛宕郡の出雲(現在は出雲路)に領地を持っており、タケハニヤスは出雲の王と呼ばれていました。タケハニヤスは反乱を起こしたことから、出雲は大和の敵という意味になったのです。



<邪馬台国の新常識>



※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。



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tootake
Oct 12, 2023
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