第74話
思えば、伊勢と三輪の神、思えば、伊勢と三輪の神、一体分身のおん事。今さら何と岩倉や。その関の戸の夜も明け、かくありがたき夢の告げ。覚むるや名残、なるならん、覚むるや名残、なるならん。
能曲「三輪」では、三輪の神が、女性の姿になって現れます。岩倉は、天の岩戸の事と思われます。この能曲はかなり古いもので、雑能の四番に入っています。
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ストリーは、「三輪の神が女性の姿となって僧侶の前に現れ、男神との失恋のために岩戸隠れた。」というものです。前回この記事を書いたときは、私もさっぱり意味が分かりませんでしたがやっと分かりました。卑弥呼はウツシコメであることを発見したからです。これまで大物主(三輪の神)は大国主か饒速日だろうとは思っていましたが、もう一つ納得していませんでした。
大物主(三輪の神)は、卑弥呼(万幡豊秋津師比売命、欝色謎命、孝元天皇の后=饒速日の后)だとしたらどうでしょう。
「男神との失恋のため」とあるのは、饒速日が長脛彦の妹(三炊屋媛 :ミカシキヒメ)を娶ったことだと思います。そのことに気を悪くしたウツシコメ(卑弥呼)自分の部屋にこもったきり何日も出てきません。困った弟のウツシコオ(オモイカネ:思兼)は、一計を案じます。
八百万の神々が天の安河の川原に集まり、対応を相談した。思金神の案により、さまざまな儀式をおこなった。
天宇受賣命が岩戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、神憑りして胸をさらけ出し、裳の紐を陰部までおし下げて踊った。すると、高天原が鳴り轟くように八百万の神が一斉に笑った。
これを聞いた天照大御神は訝しんで天岩戸の扉を少し開け、「自分が岩戸に篭って闇になっているのに、なぜ、天宇受賣命は楽しそうに舞い、八百万の神は笑っているのか」と問うた。天宇受賣命が「貴方様より貴い神が表れたので、喜んでいるのです」というと、天児屋命と布刀玉命が天照大御神に鏡を差し出した。鏡に写る自分の姿をその貴い神だと思った天照大御神が、その姿をもっとよくみようと岩戸をさらに開けると、隠れていた天手力男神がその手を取って岩戸の外へ引きずり出した。すぐに布刀玉命が注連縄を岩戸の入口に張り、「もうこれより中に入らないで下さい」といった。こうして天照大御神が岩戸の外に出てくると、高天原も葦原中国も明るくなった。
天の安河の川原は、枚方市役所のすぐそばの川原町、卑弥呼(孝元天皇后)が籠ったのは枚方市中宮山戸町だと私は思っております。
「思えば、伊勢と三輪の神、一体分身のおん事。」
つまり伊勢神宮と大神神社はともに天照大神を祀っているということです。
※これまでの記事はこちらです。このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。
248年 卑弥呼が死んだ。原因は不明です。が卑弥呼の側近(侍女)たちも次々と発熱し、震え死んでいった。
しばらくしてウツシコオも同じように真夏にもかかわらず寒さを訴え、数日後に死んだ。
そしてウツシコオの配下の者たちも継ぐ病を発し始めた。半年後病は、庶民、農民までもが死に始めた。
ここに至って、ウツシコオの後を次いで宰相となったイカガシコオは物部の重臣たちを高天原(交野市天川)に招集した。
饒速日の次男ウマシマジ、大彦の子の事代主、大彦は、暗殺されかけたときの傷が癒えなまま数年前に亡くなっている。
ウマシマジと事代主はとも幼い頃は、交野市の倉治で育ったため仲良しの間柄でである。
イカガシコオはさらに、猿田彦も会議に呼んでいた。猿田彦の一族は、常世(海外)から来て最新の医学の知識を持っていた。
傷寒だと猿田彦は言った。傷がもとで寒さを覚えた後、発熱し死んで行く。感染症だというのだ。
イカガシコオはすぐに理解した最初に発症したのは、卑弥呼と機織り女官だったからだ。二人は魏からきた技師に一日中つきっきりで魏から持ってきた最新の機織り機の扱い方を襲わっていたのだ。
魏から悪い病の種が持ち込まれたのだと猿田彦は言った。悪い病の種を貰った者たちを一所に集め、外に出しはいけない。死んだ者たちはすぐに土に埋めろとも言った。
イカガシコオたちは、それに従った。殉死、中にはまだ生きているのに埋められた者もいたのかもしれない。
卑彌呼以死 大作冢 徑百餘歩 徇葬者奴婢百餘人
「卑弥呼、以って死す。冢を大きく作る。径は百余歩なり。徇葬者は奴婢、百余人なり。」
「卑弥呼は死に、冢を大きく作った。直径は百余歩。徇葬者は奴婢、百余人である。」
さらに猿田彦は、手洗い、禊、浄めについて語った。
ミマキ国の半数以上の民が死に、生き残った者たちもミマキ国を見捨てて、離れて行った。
ウマシマジと事代主、事の重大さをようやく理解した。
物部のレガリアである銅鐸・銅矛などの古い風習もやめて新しい祈りの場も作るようにとも言った
猿田彦はユダヤからの流民だったのでしょう。
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