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瓊瓊杵尊:ニニギは台与

第436話 #ニニギ #邪馬台国 #台与 #真床追衾


古事記、日本書紀の記事はそのままでは信用できませんが、よく読めば真実が記載されています。客観的な資料である魏志倭人伝と読み比べれば、見えてくるものがあります。


魏志倭人伝では、卑弥呼(天照大神:ウツシコメ)や高皇産霊尊:ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王の後継として台与の名前を挙げています。私はこれまで、崇神天皇や継体天皇を台与としてきたのは、ヤマト(邪馬台国)の次世代(卑弥呼の次の世代)を担っているからです。


記紀では、瓊瓊杵尊(ニニギ)は天照大神の子である天忍穂耳尊と高皇産霊尊の娘である栲幡千千姫命との間に天で生まれたとされています。高皇産霊尊(ウツシコオ)はこの孫を特にかわいがり葦原中国の主にしたいと考えたとあります。


高皇産霊尊は皇孫(すめみま)たる瓊瓊杵尊を真床追衾(まとこおふすま)で覆い地上に降ろした。これはこの時点で台与が赤ちゃんだったということです。真床追衾は今で言うところの「おくるみ」の事です。

この天孫降臨の13年後に卑弥呼が死ぬとすれば、13歳で即位した魏志倭人伝の記事とぴったり合います。


瓊瓊杵尊(ニニギ)の名前は、古事記、日本書紀にたくさんの表記で出てきます。それぞれの名前には意味があります。 例えば、 天邇岐志国邇岐志という名前は 「天地が豊かに賑わう」という意味、天津日高日子という名前は 「高天原という神様の世界でお生まれになった」という意味、天津日高(あまつひこ)は神をたたえる美称で、高天原と関わる神であることを示し、「ひこ」(日子:彦)は日神である天照大御神の嫡流の男子であることを示しています。台与は女性ですが、藤原不比等・記紀の作者は、日本の天皇家が「男系天皇」を継続してきたとしたいことから、「天皇家は万世一系」とするためにトヨ=豊受姫が13歳の少女ではまずいので男性として記紀には記載しています。


火と穂~瓊瓊杵尊(ニニギ)の名前に火と穂(番能:ほの)が付いています。

・火は製鉄を表します。参照:第216話:五十鈴姫は鉄の神

・穂は、稲作を表します。番能邇邇芸(ほのににぎ)は稲穂がにぎにぎしく成熟することです。台与はヤマトトモモソ姫で農地の開墾・開拓を行いました。参照:大宜都比売(おおげつひめ)は台与

・瓊瓊杵尊の杵は石杵と石臼の杵で、朱石をすりつぶすために使われたものです。参照:第154話:臼と杵~ヤマトタケル2


※五十鈴姫もヤマトタケル(倭猛)台与です。


<瓊瓊杵尊:ニニギの別名>

天津彦彦瓊瓊尊(あまつひこひこほのににぎのみこと) 日本書紀

瓊瓊杵尊(ほのににぎのみこと)日本書紀

天国饒石彦瓊瓊杵尊(あめくににぎしひこほのににぎのみこと)日本書紀

天之杵火火置瀬尊(あめのぎほほぎせのみこと) 日本書紀

瀬命(あめのきせのみこと) 日本書紀

天饒石国饒石天津彦火瓊瓊杵尊(あめにぎしくににぎしあまつひこほのににぎのみこと)

瓊瓊杵尊(ひこほのににぎのみこと)日本書紀

天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命

天津日高日子番能邇邇芸能命(あまつひこひこほのににぎのみこと)

天津日子番能邇邇芸命(あまつひこほのににぎのみこと)古事記

日子番能邇邇芸命(ひこほのににぎのみこと) 古事記


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

※これまでの記事はこちらです。


<目次>




<関連項目>




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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Sep 09
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


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