第21話
既に、タカミムビはウツシコオであることは明らかにしています。
「大綜麻杵命(オオヘソキ=ウツシコオ)については饒速日命の5世孫で内色許男命と同一世代(兄弟)とする系譜にはほとんど異説がない。」と資料を見つけました。兄弟であったかどうかは不明です。同一人物とみた方が分かりやすいのでここでは、オオヘソキ=ウツシコオ=難升米(魏志倭人伝に登場)としておきます。
茨木市の奈良には、大物主(饒速日)の妻、玉櫛姫、二人の間に生まれた子イスケヨリ姫(五十鈴姫)それぞれの屋敷跡と思われる地名がそのまま茨木市に残っています。大物主が饒速日であり、新屋坐天照御魂神社のある現在は新和(にいや)と表記される地区に住んでいたものと思われます。
饒速日には、長脛彦の娘三炊屋媛(みかしきやひめ)との間に生まれたのがウマシマジです。
古事記では宇摩志麻遅命、日本書紀では可美真手命(うましまでのみこと)、先代旧事本紀では味間見命(うましまみのみこと)とされています。
日下(くさか)で神武が長脛彦と戦ったときに、ウマシマジが長脛彦を殺し神武に恭順したことは有名な話です。
タカクラジ、別名は天香山命 実は、大国主、大彦ではないかと思われます。
神武天皇とその軍は東征中、熊野で熊または悪神の毒気により倒れた。しかし、高倉下が剣をもたらすと覚醒したという。高倉下がこの剣を入手した経緯は次のようなものである。高倉下の夢の中で、天照大御神と高木神が、葦原中国が騒がしいので建御雷神を遣わそうとしたところ、建御雷神は「自分がいかなくとも、国を平定した剣があるのでそれを降せばよい」と述べ、高倉下に「この剣を高倉下の倉に落とし入れることにしよう。お前は朝目覚めたら、天津神の御子に献上しろ」と言った。そこで高倉下が目覚めて倉を調べたところ、はたして本当に倉の中に剣が置いてあったため、それを献上したのである。この剣は佐士布都神といい、甕布都神とも布都御魂ともいい、石上神宮に祀られている(今でも本当にあります)。
そして八咫烏も神武を助けたことはすでに書きました。八咫烏は、神武の義理の父親です。
こうしてみると、神武の大和朝廷設立の話は、何のことはない、饒速日の一族が、寄ってたかって五十鈴姫の入り婿であるイワレ彦(磐余彦:神武)を手助けしただけということです。
<関連項目>
※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
※これまでの記事はこちらです。
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