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ミシャグジ様は物部守屋=ウツシコオ

更新日:10月10日

第465話 #ミシャグジ #物部守屋 #ウツシコオ #諏訪大社


みしゃぐじ様:ミシャグジ(御左口神、御社宮司、御射宮司、御社宮神)とは、長野県にある諏訪大社上社(かみしゃ)の神事に登場し、諏訪地域とその周辺に祀られる神霊・精霊の総称です。


ミシャグジの実態については様々な説がります。中世に書かれた諏訪大社の文書では「御左口神」は諏訪大社の祭神(諏訪明神)の眷属とされ、近代の諏訪地方内では「御左口神」は諏訪明神の御子神の総称と解釈されていました。しかし、20世紀初頭から半ばにかけて、柳田國男や今井野菊などの研究者が諏訪地方のミシャグジと関東・近畿地方の一部で見られる石神信仰や、塞の神・道祖神信仰(※)との間に類似点があることに気づき、これらはすべて関連していると提唱しています。(※)塞の神・道祖神は猿田彦=ウツシコオです。


柳田國男の石神問答には「石神」「石護神」「石神井」「宿神」という名称の神も取り上げられています。金春禅竹の明宿集では、(※)「宿神」と「翁」とを同一存在と見なし、翁(宿神)を諏訪明神と同一視しています。(※)宿神は摩多羅神=ウツシコオです。


なお、大和岩雄(1990年)は今井が「ミシャグジ神社」とした滋賀県内にある神社のほとんどが大将軍神社であると指摘しています。大将軍方位神(※)猿田彦と同じ性格です。参照:第251話:猿田彦は塩土老翁神珍彦(うずひこ)ウツシコオ(内色許男命)です。


諏訪地域に伝わる神話によると、諏訪明神が諏訪に入った際に地主神の洩矢神と相争った。洩矢神が戦いに負けて、明神に仕える者となったといいます。守矢氏は洩矢神の後裔で、神氏は諏訪明神の後裔とされています。参照:第70話:建御名方は物部守屋~信州諏訪


この神話自体は中世に広く流布していた聖徳太子と物部守屋の争い(丁未の乱)にまつわる伝承の影響を受けている、あるいはその伝説をもとにして中世に創作されたもので、古代神話ではないといった主張もあります。(※)金刺氏(科野国造家、後に諏訪下社の大祝家)の分家、または大神氏の一派あるいは同族とする説もあります。(※)かなさく「金析」は、刀剣にまつわる石析神・根析神の名から推すと刀剣に縁のあるものと、また海神が蛇体であることにも通じるかとする説や、類聚名義抄の「縋」にカナサクの和訓があることから、網かがりの意とし、(※)阿曇連が海人で網を用いる人であると捉えて、その祖がすなわち網をかがる人、編む人でこの神名になったとする説があります。(※)安曇一族はウツシコオです。参照:第314話:海人族~ワタツミ


・ミシャグジは「ミ(御)・サク・ジン(神or人)」であるなら、「サク」~佐久郡の地名由来として、宇都志日金拆命が開拓したので「拆(サク)」となったという説があります。穂高岳に降臨し、信濃国の安曇氏の祖となったともされています。第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命

・宇都志日金拆命(うつしひ・かなさくのみこと)は綿積豊玉彦神(わたつみ)の子とされ、安曇氏、安曇犬養氏、海犬養氏の祖とされています。別名は穂高見命(ほだかみのみこと)です。宇都志日金拆命はウツシコオです。


・諏訪大社上社の境内にある鶏冠社(上社前宮境内)の大祝は神長が執り行う就任儀式(即位式)を受けています。この際に、大祝となるべく選ばれた者(この職に若い男の子に当てる例が多い)は柊またはカエデの木のある鶏冠社(前宮境内にある上社摂社)の石の上に立ち、大祝の装束を着せられる。この儀式を受けることによって少年が諏訪明神の「御正体」(神体)となるとされています。伝承では諏訪明神が8歳の男児に自分の衣を着せつけた後に「我に体なし、祝(ほうり)を以て体とす」と告げたとされ、それが神氏と大祝職の始まりとされています。(*)第266話:鶏冠井(かいで)町~向日市で述べたように、鶏冠(けいかん)社の名前の元となった鶏冠井(かいで)町は、京都府の向日市にあります。鶏冠とはトサカのことです。〒617-0004 向日市は巨椋池の湖畔にあり、邪馬台国の一部です。参照:第284話:邪馬台国は巨椋池


上記により、ミシャグジ=タケミナカタ=物部守屋=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王と思われます。


・仏教の国内導入を巡って蘇我馬子と物部守屋が対立したとされていますが(丁未の乱)、蘇我馬子はウツシコオがモデルの人物で、物部守屋自身もウツシコオであるのです。


ここまで書いてしまって思いついたのですが、御左口神:ミシャグジの左とは、左近桜(さこんのさくら)ではないかと思います。左近の京都御所の内裏にある桜のことで、右近の橘に相対しています。つまり左近の桜は台与で右近の橘は、非時香菓(ときじくのかくのみ)すなわちタチバナ(橘)を求めに常世の国(魏)に派遣されました田道間守(タジマモリ)でしょう。田道間守は丹波道主命でウツシコオです。参照:第27話:難升米はタジマモリ??? ~立花(尼崎市)

とすると御左口神:ミシャグジ=タケミナカタ=物部守屋=台与となります。


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>






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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Oct 08
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御嶽神社

詳細は「御嶽神社 (木曽御嶽山)」、「黒沢御嶽神社」、および「王滝御嶽神社」を参照

御嶽大神と呼ばれる国常立尊大己貴命少彦名命を祭神とする

美ヶ原 ウツシ

木曽御嶽山(きそおんたけさん)、木曽御嶽(きそおんたけ)、御嶽(おんたけ)、王嶽(おうたけ)[7]王御嶽(おんみたけ)[12]とも称する。また嶽の字体新字体で表記し御岳山や、単に御岳[8]と表記されることもある。地元では親しみを込めて「お山」「おやま」とも呼ばれ

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Oct 08
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

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第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

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第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

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第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

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第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程

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