第510話 #八尺瓊勾玉 #八坂 #瓊瓊杵尊 #台与(豊) #邪馬台国
第507話:桑田皇女と奈具遺跡では、昔丹波国の桑田村の甕襲の家にいた足往(あゆき)という犬が牟士那(むじな)という獣を食い殺し、その獣の腹にあった八尺瓊の勾玉が献上され、この玉が今石上神宮にあると記しています。奈具遺跡は玉造の工房が多数見つかっており、この八尺瓊勾玉もこの奈具遺跡で造られたと思われます。一部には、この勾玉が三種の神器の一つになったという説も存在します。と書きました。
三種の神器とは、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)のことです。
瓊(に)の語意は美しい玉、特に赤い美玉のことともされ、そこからこれは瑪瑙(メノウ)のことであるともされています。
孝霊天皇の諡号は大日本根子彦太瓊天皇(おおたまと・ねこ・ひこ・ふとに)です。この名前に含まれる瓊は玉のことです。
瓊は三種の神器の一つである八尺瓊勾玉であると考えられます。
私が台与(豊)とする瓊瓊杵尊(ニニギ)にも瓊が入っています。この瓊=八尺瓊勾玉をもつものがヤマト(邪馬台国)の大王ということです。~瓊瓊杵尊:ニニギは台与
◎魏志倭人伝では、卑弥呼の後継者は台与と書かれています。しかし古事記、日本書紀には台与は全く登場していません。と思われていました。しかしちゃんと台与のことが記載されていたのです。記紀は歴史書ではなく、藤原不比等によって台与(豊)の事績を元に創作された小説です。
越後国風土記文では、「八坂丹(やさかに)は玉の名なり。謂ふ、玉の色青し。故、青八坂丹の玉と云う也」と記されていることから、八尺瓊勾玉の八尺は八坂であるといえます。京都の八坂神社の八坂です。
記紀では八坂の付く人物が何人かいます、八坂入媛命(やさかいりびめのみこと)は、景行天皇の皇后。古事記には八尺之入日売命(やさかのいりひめのみこと)、父は八坂入彦命(崇神天皇の皇子)で、成務天皇・五百城入彦皇子ら七男六女の母とされています。
またタギリ姫(多紀理毘売命)と同一人物とする説もあります。~かぐや姫と浦島太郎の血脈」佐藤陽太著 p251
*タケミナカタもタギリ姫も台与です。(後述予定)
八坂とは、もともとは京都の地名ではなく、枚方のことだと私は思います。「八」とは「多い」という意味です。枚方は坂だらけで、私が今住んでいる家も職場も坂の上にあります。
枚方には、都ヶ丘、中宮(なかみや;ちゅうぐうと読めば皇后ということです)、山戸(ヤマト)などの地名が片間ってあり、邪馬台国の都があったと思われます。宮の坂という地名もあります。~第125話:邪馬台国前史Ⅸ~禁野・中宮・ヤマト
日本神話では、八尺瓊勾玉は、天照大神(アマテラス)の岩戸隠れの際に、玉造連の祖神となる玉祖命が作り、八咫鏡とともに太玉命が捧げ持つ榊の木に掛けられ、後に天孫降臨に際して瓊瓊杵尊に授けられています。
宮城県塩竈市の鹽竈神社の鹽竈神社縁起の中には、「塩釜六所明神或曰 猿田彦 事勝國勝塩土老翁 岐神 興玉命 太田命 六座同体異名神也」とあり、鹽竈神社の別宮に祀られている神(塩釜六所明神)は、猿田彦、事勝國勝、塩土老翁、岐神、興玉命、太田命の6座と同体異名の神であるとされています。
興玉神(おきたまのかみ)=玉祖命=ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。~第254話:興玉命も内色許男命
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>
和州五郡神社神名帳大略注解所の十市縣主系譜に、十市縣主の祖は大日彦(オホヒヒコ)の娘である。と書いてあります。
<これまでウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることが判明した人物>
第374話:牛鹿臣はウツシコオ! 第371話:彦狭島命~吉備児島
第372話:建日方別:彦狭嶋命 第369話:神武西征~健磐龍命
第365話:君が代(2):君はウツシコオ 第363話:彦はすべて、ウツシコオ
第324話:武内宿禰はウツシコオ!! 第325話:天之日矛はウツシコオ
第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第327話:于道朱君の衝撃~新羅
第328話:沙至比跪(サチヒコ) 第329話:アメノヒボコはウツシコオ
第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬) 第331話:朱智神社~迦邇米雷王
第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?
第380話:猿田彦は異国人 第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰
第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛!
第336話:大屋彦~根の国は和歌山 第337話:阿多賀田須命~宗像氏
第338話:月読命(ツクヨミ) 第349話:天児屋命はウツシコオ!!
第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考 第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命
第318話:空海のルーツは内色許男命! 第319話:和知津美命はワタツミ!!
第320話:欠史八代はヤマト=三島 第230話:三嶋溝抗命たち(複数)
第231話:神八井耳命は三毛入野 第232話:内色許男命は武埴安彦命!
第274話:八咫烏もウツシコオ 第275話:事代主もウツシコオ?
第279話:開化天皇 第280話:建角身命もウツシコオ
第263話:中臣氏~中臣烏賊津 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
第244話:大津神社と建南方富命 第245話:豊御気主命は三毛入野!
第246話:高御産巣日神(高木神) 第247話:今迦毛大御神と天若日子
第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子 第251話:猿田彦は塩土老翁神
第252話:迦毛大御神は崇神天皇! 第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!
第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命
第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命 第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥
第395話:天日鷲命は、、、 第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇
第501話:武内宿禰はウツシコオ(2)
◎hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程