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木満致(もくまんち)はウツシコオ!

更新日:2024年12月4日

第521話 #木満致 #木羅斤資 #邪馬台国 #台与(豊) #武内宿祢


木満致(もくまんち)は百済将軍の木羅斤資(もくらこんし)の子で、百済の国政を執ったとされています。日本書紀の応神天皇条によると、百済の直支王(第18代腆支王)が薨じてその子の久爾辛(第19代久尓辛王)が即位すると、王が幼少であったため木満致が政治を行なっていました。しかし満致が王の母と密通などをはたらいたため、応神天皇が満致を召し出したといいます。*応神天皇は台与(豊)です。(*下記


百済記では、木羅斤資が新羅を討った際にその国の女を娶って生んだ子が木満致であるとしています。そして父の功によって任那の政治を行なったほか、百済・日本の間を往来して日本の朝廷の命を受けているとして百済の政治を執り、君主のような権勢を誇っていました。その評判が日本に聞こえたため、日本の朝廷に召し出されたといいます。


木満致に関しては、5世紀中頃の蘇我満智(そがのまち)と音が通じることからこれらを同一人物と考え、木満致が日本に渡来して蘇我氏を興したとする説が知られています。

そして木羅斤資(もくらこんし)と武内宿禰が同一人物であるという説があります。

武内宿祢は第324話:武内宿禰はウツシコオ!!です。


加耶地域は百済出身の武将木羅斤資(もくらこんし)の子、木満致(もくまんち)によって、倭国(北部九州)との連繋を基盤として、支配されていたとされています。

古語拾遺によれば、蘇我満智は雄略期*に増大する諸国からの貢物に対応すべく、東漢(やまとのあや)氏・西文(かわちのふみ)氏・秦氏ら渡来系氏族を統率して、斎蔵(いみくら)、内蔵(うちくら)、大蔵(おおくら)という王権の官物を納めた三蔵を管理したとされています。蘇我満智の子は韓子(からこ)、その子は高麗(こま)といずれも朝鮮半島の国名を用いて名づけられていることから、蘇我満智は任那(加耶)の木満致と何らかの関係があると考えられています。~第520話:任那日本府と紀生磐宿禰


日本書紀には、「倭・百済による新羅攻撃が計画され、荒田別と鹿我別を将軍に任命し、卓淳(とくじゅん)国に至り、百済の木羅斤資、沙沙奴跪(ささなこ)の増兵を得て、新羅を討ったとあります。


沙沙奴跪(ささなこ)は第328話:沙至比跪(サチヒコ)で書いた沙至比跪と同一人物と思われます。沙至比跪はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。

鹿我別もウツシコオのキーワードである鹿がついていることから、沙至比跪と同一人物でしょう。第388話:スサノオのキーワードは角と竹と、、


木満致が活躍した年代として、日本書紀の紀年では応神天皇25年は西暦294年となり、ウツシコオ(内色許男命)の時期とかさなります。


蘇我満智(まち)と同一人物とされる木満致(もくまんち)は蘇我氏の祖です。武内宿禰の子は蘇我石川宿禰で、その子が雄略期(463年~489年)の満智です。


「ソガ」は”あんち”=ウチ:ウツシコオ(内色許男命)の内がなまったものです。菴宜(あんち・あんぎ)からは、菴が巷に変化し巷宜(そが)となったのです。奄智蘊 (あんちのかづら):奄智(あんち:うち)は大和国城下郡の奄知村の地名にもとづき、雄略紀二十三年に筑紫安致臣某(宇摩志麻治命の九世孫・物部竺志連公の後裔)がみえます。巷宜(そが)という地名は、大和国高市郡の曽賀、筑前国早良郡曽我部郷にあります。


私の考えでは、雄略天皇の漢風諡号も代々の天皇と同様、奈良時代に淡海三船によって撰進されたいつとことから架空の天皇と思っています。雄略天皇も台与(豊)です。

第397話では~雄略天皇天皇はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王

としていましたが、台与に訂正します。理由は後述予定

◎魏志倭人伝では、卑弥呼の後継者は台与と書かれています。しかし古事記、日本書紀には台与は全く登場していません。と思われていました。しかしちゃんと台与のことが記載されていたのです。台与は女性ですが、記紀では台与は男性として記載されていたのです。

◎古事記、日本書紀は歴史書ではありません。藤原不比等が自分の思想(万世一系)を民衆に押し付けるために書いたものです。

漢風諡号の「雄略天皇」は他の代々の天皇と共に淡海三舟によって名付けられたものです。

淡海三舟に名付けられた天皇は、すべてウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王、あるいは台与(豊)です。

「于道朱君」はすなわち日本書紀の武内宿禰であり、武内宿禰は実在した人物であるとする説が唱えられています。~第327話:于道朱君の衝撃~新羅 

私は、第324話で武内宿禰はウツシコオ!!としています。

武は建で竹でウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王のキーワードです。内のウチはウツシコオのウチです。*于道朱君(うとうしゅくん)=ウチスクネ:内宿禰=ウツシコオ(内色許男命)

※5人の天皇はすべて台与(豊)とすれば、疑問はなくなります。

景行天皇=成務天皇=仲哀天皇=応神天皇=仁徳天皇=台与(豊)

とすればこれまでこのブログで述べてきた、台与(豊)とウツシコオのコンビの活躍が見えてきます。


沙沙奴跪(ささなこ)=沙至比跪(サチヒコ)=木満致=木羅斤資=武内宿祢=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。

ヒコサチ:忌部氏(彦幸)~和歌山・名草→ヒコユキ


{参考文献}


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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1 Comment

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Dec 03, 2024
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


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