第468話 #生石神社 #台与 #神功皇后 #印南別王
「高砂や この浦舟に 帆を上げて」で知られる高砂市は、兵庫県の播磨(記紀では針間)の南東部にあります。
この高砂市に、日本三奇の一つ、石の宝殿があります。生石神社(おうしこじんじゃ)には、水に浮かぶ巨岩が祀られています。見た人は度肝を抜かれるくらい大きなものです。
幅6.5m、高さ5.7m、奥行5.46mの巨大な石の造形物で生石神社のご神体です。
生石神社の社伝では、大穴牟遅神と少毘古那神の二神による伝説が伝えられています。二神が播磨に来た際、石造の宮殿を建てようとして一夜のうちに現在の形まで造ったが、途中で播磨の土着の神の反乱が起こり、宮殿造営を止めて反乱を鎮圧している間に夜が明けてしまい、宮殿は横倒しのまま起こすことができなかった。しかし二神は、宮殿が未完成でもここに鎮まり国土を守ることを誓った、というものです。
播磨国風土記では、仏教を排斥した物部守屋が石の宝殿を造ったものとして「その形家屋の如く」と書いてあります。物部守屋はウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。参照:第465話:ミシャグジ様は物部守屋=ウツシコオ
生石神社の祭紳は、大穴牟遅神と少毘古那神です。
第463話:少彦名大神(スクナヒコ)は台与! で書いたように、大穴牟遅神(大国主)=ウツシコオ(内色許男命)で、少彦名は台与です。ということは、石の宝殿は秦氏の石工でしょう。秦氏の土木技術は、ずば抜けています。参照:hidemaru3375.com/post/台与と秦氏
ところで謡曲「高砂」のあらすじは、九州阿蘇宮の神官らが都へ上る途中、高砂の浦で、松の落葉を掃き清めている老夫婦に出会います。「私は対岸の住吉の者、妻はここ高砂の者でございます。松と同様、海を隔てた夫婦です」と翁は言います。
住吉の者ということは、この翁は住吉大社の祭紳である武内宿祢で海神=ウガヤフキアエズ=ウツシコオ(内色許男命)であるということです。参照:第257話:邪馬台国の誕生
*八幡愚童訓に住吉の神は彥波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ヒコ・ナギサ・タケ)とあります。
参照:第324話:武内宿禰はウツシコオ!!
そして少彦名は台与です。第463話:少彦名大神(スクナヒコ)は台与!
翁がウツシコオであるなら、媼は台与です。勿論、夫婦ではありません。参照:第442話:双体道祖神
播磨国風土記では、夫の仲哀天皇と一緒に熊襲を征伐するために筑紫へ向かって難波津を船出したところ、すぐに海が荒れ、高砂に船を入れたので入り波から「いんなみ;印南」になったとされています。三韓を征伐した後、神功皇后は帰って来る時も印南の浦に立ち寄って、ここに夫の仲哀天皇の墓を建てようと思い立ち、石作連大来を連れてきたという逸話もあります。高砂市はかつての印南郡です。神功皇后は、印南別王(いんなみわけのみこ)とも呼ばれています。(日本書紀)
この地名の由来の伝承は、信用できませんが、石工、印南=高砂、ということから神功皇后は台与をモデルにしていることがわかります。印南は和歌山県にもあります。和歌山(紀ノ國)はウツシコオ(内色許男命)=ヒコサチ(彦幸:ヒコユキ)の出身地です。
関連項目:石の宝殿2~大阪市寝屋川市
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>
関連項目:地球幾何学~禁野車塚古墳 ←日本三奇について書いてます。
原文は「天照大神 乃索取素戔鳴尊十握劒 打折爲三段 濯於天眞名井 噛然咀嚼(噛然咀嚼、此云佐我彌爾加武) 而吹棄氣噴之狹霧(吹棄氣噴之狹霧、此云浮枳于都?伊浮岐能佐擬理)所生神 號曰田心姫 次湍津姫 次市杵嶋姫凡三女矣」で、「吹棄氣噴之狹霧」について「此云浮枳于都?伊浮岐能佐擬理」という脚注を入れている。
浮枳于都伊浮岐能佐擬理(ふきうつるいふきのさぎり)と読みますということだ。
つまり、”棄”は”うつる”と読むことが分かる。
なので、『古事記』がいう”投棄”は”なげうつる”と読むのかもしれないし、”棄”も捨てるという意味ではないのかもしれない。
いずれにしても投げるという行為の意味はよく分からない。
白山の開山以来、泰澄の名声はとみに高まり、都に赴き元正天皇の病を祈祷で治したり、大流行した天然痘を鎮めるなど、華々しい活躍をします。→マシタ姫との関連
日本書紀 巻第七のニ (coocan.jp)
西日本エリアで伊香賀姓の方々を探すと、こんな事実が見つかった。
おおむね福岡市周辺と佐賀県、琵琶湖周辺、福井周辺に限られている。
なかでも一番多数住んでおられる町は、環濠遺跡で有名な佐賀県吉野ケ里町であり、群を抜いている。
<台与シリーズ>
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏
小楯姫は台与:小楯は枚方
少彦名大神(スクナヒコ)は台与!
大彦は台与!??
ウマシマジは台与!
阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与
タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与
瓊瓊杵尊:ニニギは台与
孝昭天皇は台与:日原は目原
飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
継体天皇はトヨ(台与)??!
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ??
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ
山部赤人は台与!
台与の物語
とよ(乎止与命・台与・臺與)