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金華山と百済王敬福

更新日:10月20日

第476話 #邪馬台国 #金華山 #黄金山神社 #百済王敬福


金華山は、宮城県石巻市の牡鹿半島東南端に相対する太平洋上の孤島です。

多数の鹿が生息しているとたまたまテレビ(NHK:新日本紀行)で見ていて知りました。


鹿=ウツシコオではないと思いさっそく調べてみました。

金華山は、日本で初めて金が採れた場所だそうで、金華山には黄金山神社(こがねやま)があり、神の使いとして鹿が保護されています。もう間違いありません。

祭神は鉱山の神である金山毘古神、金山毘売神です。ということはウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王と台与のコンビです。こんな北の果ての孤島にまで足*を延ばすとは、、、*足はタラシと読みます。遠くまで足を運ぶのがタラシ彦です。タラシは帯とも書きます。


黄金山神社の社伝によれば、奈良時代に国家事業としての東大寺毘盧遮那仏(所謂奈良の大仏)建立に際して鍍金に要する金の調達に苦慮していた大和朝廷に、天平21年(749年)2月、陸奥国から日本初となる金が発見され、その産出地が日本初の産金である金華山であるとされていました。しかし、文化10年(1813年)に伊勢国の国学者沖安海(おきやすうみ)が天平産金の故地は宮城県遠田郡涌谷町に鎮座する小金神明社(現涌谷町黄金山神社)が黄金山神社である事を査定して再興した為に、金華山の創祀に関する縁起も再考されました。


その結果、金華山は、金の産出地ではなく、島自体を神霊視する自然崇拝の対象とされるようになり、平安時代以降に修験者、弘法大師(空海)に結びついた真言系の修験場となります。つまりウツシコオと台与のコンビは金華山には来ていなかったということです。

宮城県の小金神明社の祭神も金山毘古神です。なお金華山には黄金山神社にある境内社の滑石神社の祭神は武甕槌神で、茨城県鹿島神宮の分霊とされ、鹿島神宮が鹿と親密な関係をもつので、金華山の鹿も神使とされたています。*武甕槌神(タケミカズチ)は台与です。タケミカヅチは台与!!


ところで、岐阜県にも金華山はあります。古くは稲葉山(因幡山・伊奈波山)と呼ばれており、当山中腹の椿原(現在の丸山)の地に鎮座していた伊奈波(因幡)神社に由来しまする。伊奈波神社の主神である五十瓊敷入彦命が稲葉国(因幡国)にあって、後にこの地に来たこと、また、祭神の彦多都彦命(日子坐王の父)が稲葉国造であったことによるという(稲葉郡志)。他に神代の頃、皇孫・天津彦彦火瓊瓊杵尊が天下るとき、稲穂をもって雲露を払い、この稲穂が美濃国に飛び来たって稲葉山になったともあります(尾濃葉栗見聞集)。


*五十瓊敷入彦命は、豊城入彦命と同一人物と思われ、台与です。https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山

ヤマトタケルと日子坐王も台与です。第458話:玖賀耳之御笠(クガミミ)

・天津彦彦火瓊瓊杵尊(ニニギ)も台与です。瓊瓊杵尊:ニニギは台与


金華山山麓には50数基の古墳がありましたが、大部分は残っていません。また金華山山頂部分にも古代遺跡があったようで、岐阜城が再建された際、須恵器の破片が見つかっています。


<百済王:敬福>


天皇(すめろぎ)の御代(みよ)栄えむと、東(あづま)なる陸奥山(みちのくやま)に金(くがね)花咲く


この歌は、日本初の産金を祝して大伴家持が詠んだ歌です。


金華山の名はこの金花(華)「くがね咲く」から来ています。

そして黄金を発見したのは百済王:敬福配下の百済系鉱山師ではないかとも言われています。また、産出した金を朝廷に献上したのも百済王:敬福です。


◎大阪府枚方市中宮西之町には、百濟王神社(くだらおうじんじゃ)があります。この辺りは都ヶ丘がと呼ばれています。すなわち邪馬台国の都があった場所です。中宮は「ちゅうぐう」と読めば、天皇(大王)の妃の意味です。私が卑弥呼の宮殿があったとする場所です。そして、ここは山戸町(ヤマト)です。〒5 7 3 - 0 0 1 1


百済滅亡後、日本に残留した百済王族・善光(禅広)は朝廷から百済王(くだらのこにきし)の姓を賜り、その曾孫である百済王敬福は陸奥守に任ぜられ、749年陸奥国小田郡で黄金900両を発見して朝廷に献じた。功によって敬福は従三位宮内卿・河内守に任じられ、百済王氏の居館を難波から河内(枚方市中宮:現在の百済神社)に移したとされています。


この敬福が金山毘古神であるとしたら、敬福はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王ということになるのです。陸奥国小田郡で黄金を発見したのが749年から500年引いたというのが249年あたりだとしたらこの話は成り立ちます。逆に、金華山山頂部分にも古代遺跡があることからも、日本で初めて金を産出したのは、749年という方が疑わしいのは明らかです。金山毘古神も奈良時代以前の神です。


ちなみにこの枚方市にある百済神社(百濟王神社)の祭神は、進雄命(=牛頭天王)です。牛頭天王の牛は鹿と同じく角があるので、スサノオのキーワードです。牛頭天王はスサノオ(津田の王です。第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?


この敬福が前号の役小角=韓国広足とすれば、この話は真実味は帯びてきます。

つまり、役小角=韓国広足=百済王敬福は秦総合商社(=邪馬台国)の鉱山経営者だったのは事実と思われます。秦総合商社(=邪馬台国)の社長は秦大津父ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>





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3 Comments

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Oct 19
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明日香村飛鳥で、掘削時期が7世紀中頃までさかのぼる、幅10メートルの運河跡が発掘された。日本書紀には、斉明天皇(在位655~661年)が、大規模な土木工事として「狂心の渠(たぶれごころのみぞ)を造ったと記述されており、今回の発掘は、その渠の一部分である可能性が高い。

溝の上流は、酒船石遺跡の東側までのびていると見られ、護岸改修で使われた石の中には、溝の上流部の丘にある酒船石遺跡の石垣に使われた砂岩も見つかっています。


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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Oct 19
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熱田神宮水源


磐井が逃げたと伝わる豊前近く熊本県小国市「わいた温泉郷」の一つ「岳の湯温泉」にほど近い、ひっそりと神秘的な杉木立の中にある。「中尾熱田神宮」の境内下で、鳥居へ上る階段をはさんで左右に池があり、その2カ所から清らかな水が湧き出している。かつては農作物に恵みをもたらす「神の水」と云われる水源がある。

ここの水は温泉郷が近いためか、水は22~28度と極めて高いのが特徴でまさに熱田の名にふさわしい水源である。

この水が水田に引かれていることが熱田の語源と推測される。

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Oct 19
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


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