第495話 #高良玉垂命 #高良大社 #武内宿祢
高良玉垂宮は、 福岡県久留米市御井町にある筑後国一宮で、筑後の国魂として筑後地域や 有明海沿岸を中心に信仰圏を有しており、高良大社とも呼ばれています。高良玉垂命を祭っています。
高良神社は高良山の中腹にありにはもともと高木神=高御産巣日神が鎮座しており、高牟礼山(たかむれやま)と呼ばれていましたが、高良玉垂命が一夜の宿として山を借りたいと申し出て、高木神が譲ったところ、玉垂命は結界を張って鎮座したとの伝説があります。
高木神はウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。
大阪府寝屋川市の高良神社については、打上神社としてたびたびこのブログで登場しています。第494話:忍坂(押坂)は忍が丘(四条畷)では、息長氏との関連について
第469話:石の宝殿2~大阪府寝屋川市では、秦氏との県連について書きました。
高良大社や高良山の高良は「コウラ」と呼ばれている が、中世の古文書では「カハラ」、「かはら」、「かわら」、と仮名書きされていました 。
・香春町の北部、採銅所とは香春神社のあるところです。古来銅の産出で有名な香春岳の山麓にあり、古宮八幡宮は大字採銅所にあります。ここは筑豊地域でかつては三池炭鉱で賑わった地です。「香春」(かはる)はもともと「カル」。「カル」は、金属とくに銅のことです。古宮八幡宮の祭神は、豊比売命=トヨ(台与)です。辛国息長大姫は台与!
これらのことにより、高良玉垂命は、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることは明白なのですが、学会では高良玉垂命が誰なのか暗中模索しているようです。
高良玉垂命は記紀には登場しておらず、正体が誰であるかに関しては古くから論争があり、武内宿禰(物部保連)説、藤大臣(中臣鳥賊津臣命)、住吉明神の化身、物部氏の遠祖・物部胆咋連、物部保連)説、物部祖神(饒速日命、物部胆咋連、物部保連)説、彦火々出見尊説、水沼君祖神説、綿津見神説、比売許曽神(香春同神)説、景行天皇(大足彦)説、芹田真誰説、新羅神説、高麗神説など諸説があります。江戸時代には武内宿禰に比定する説が主流でした。
高良大社のホームページでは、ご祭神の「高良玉垂命」の下に博多人形の武 内宿禰像の画像が示される一方 、住吉の神と共に顕現した神として高良玉垂命を捉えており、高良大社自体 でも高良玉垂命の正体がわからなくなるほど解釈が混乱した現状にあります。
武内宿禰(物部保連)はウツシコオです。第324話:武内宿禰はウツシコオ!! !
藤大臣(中臣鳥賊津臣命)はウツシコオです。第263話:中臣氏~中臣烏賊津
住吉明神はウツシコオです。
参照:第431話:住吉大社hidemaru3375.com/post/一寸法師は、、、
物部祖神(饒速日命)、は台与です。台与は饒速日②~交野市倉治
彦火々出見尊=瓊瓊杵尊:ニニギは台与
綿津見神説~ 第319話:和知津美命はワタツミ!!
・最近のこのブログでよく登場する大阪府寝屋川市の打上神社(高良神社)の祭神は武内宿祢です。
・高良縁起における物部祖神説では八幡神との関 係が出てきてます。
八幡神は台与です。八幡神は台与!!
・安曇族の中でも、特に「安曇磯良+海神」説などが提唱されています。
安曇磯良(阿曇磯良:あづみのいそら)は八幡愚童訓では、磯良は春日大社に祀られる天児屋根命と同神であるとしています。~第314話:海人族~ワタツミ、 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
<武内宿禰は紀伊出身>
高良大社の御神宝には、豊後の刀鍛冶の紀新大夫行平が船釘を材料にして造
った一振りの刀があるとされ、刀鍛冶と小姓の間で「我が神(高良)玉垂命は、もとをたどれば紀姓の出である」というやりとりが交わされています。武内宿禰は、日本書紀では紀直(きのあたい)の遠祖となる菟道彦(うじひこ)の娘の影媛を娶って生まれています。武内宿禰は紀伊国とも関係が深いことからすれば、高良大社の紀姓の出自の逸話は、高良玉垂命が武内宿禰であったことを示す傍証になります。
古事記では、武内宿禰は、木國造(きのくにのみやつこ)の祖、宇豆比古(うづひこ)の妹、山下影日売(やましたかげひめ)の間の子とされています。
・菟道彦(うじひこ)=宇豆比古(うづひこ)=珍彦(うずひこ)=ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。
参照:珍彦(うずひこ)と道祖神 第84話:うず彦(椎根津彦) ~浦島太郎
私は、武内宿禰=ウツシコオ=ヒコユキは紀伊の出身としています。
第97話:忌部氏(彦幸)~和歌山・名草
また、俗説ですが、高良玉垂命を磐井の乱ので有名な磐井との関連を指摘する研究しもいます。第493話:熱田神社~大阪府寝屋川市太秦では磐井とは継体天皇の時代に、反乱を起こしたことで知られる人物です。継体天皇は台与としています。
今回はオチ(落ち)が思いつかなかったので、高良大社からの絶景を載せておきます。
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>
概史
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かつてこの地には敏達天皇の宮である訳語田幸玉宮(おさたのさきたまのみや)があったとされ、当社は敏達天皇が設置した日祀部が置かれた場所とされる(但し訳語田幸玉宮の所在地は桜井市戒重の春日神社だとする説もある)。延喜式神名帳では大社に列格していたが、それ以後史上から姿を消し、江戸時代には春日神社と名乗っていた。
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天安3年(859年)1月27日、従五位下より従五位上(『日本三代実録』)- 表記は「他田天照御魂神」
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天照御魂命祭神の正体は諸説存在する。
『神祇宝典』天照大神之荒魂
『神社覈録』天日神命
『神名帳考証』天照国照彦火明命・志貴連祖饒速日命
『特選神名牒』天火明命
<これまでウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることが判明した人物>
第374話:牛鹿臣はウツシコオ! 第371話:彦狭島命~吉備児島
第372話:建日方別:彦狭嶋命 第369話:神武西征~健磐龍命
第365話:君が代(2):君はウツシコオ 第363話:彦はすべて、ウツシコオ
第324話:武内宿禰はウツシコオ!! 第325話:天之日矛はウツシコオ
第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第327話:于道朱君の衝撃~新羅
第328話:沙至比跪(サチヒコ) 第329話:アメノヒボコはウツシコオ
第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬) 第331話:朱智神社~迦邇米雷王
第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?
第380話:猿田彦は異国人 第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰
第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛!
第336話:大屋彦~根の国は和歌山 第337話:阿多賀田須命~宗像氏
第338話:月読命(ツクヨミ) 第349話:天児屋命はウツシコオ!!
第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考 第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命
第318話:空海のルーツは内色許男命! 第319話:和知津美命はワタツミ!!
第320話:欠史八代はヤマト=三島 第230話:三嶋溝抗命たち(複数)
第231話:神八井耳命は三毛入野 第232話:内色許男命は武埴安彦命!
第274話:八咫烏もウツシコオ 第275話:事代主もウツシコオ?
第279話:開化天皇 第280話:建角身命もウツシコオ
第263話:中臣氏~中臣烏賊津 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
第244話:大津神社と建南方富命 第245話:豊御気主命は三毛入野!
第246話:高御産巣日神(高木神) 第247話:今迦毛大御神と天若日子
第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子 第251話:猿田彦は塩土老翁神
第252話:迦毛大御神は崇神天皇! 第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!
第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命
第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命 第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥
第395話:天日鷲命は、、、 第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇
◎hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程