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久延毘古(くえびこ)~山田のカカシ

更新日:7 時間前

第512話 #田の神 #たのかんさあ #台与(豊) #邪馬台国 #おクドさん 

      #久延毘古


久延毘古(くえびこ)は、日本神話に登場する神です。古事記では「久延毘古とは"山田のそほど"のことである」と説明されている。「山田のそほど」(*下記参照)とはかかしのことです。久延毘古はかかしを神格化したもの、すなわち田の神(たのかんさあ)、農業の神、土地の神でです。


「クエビコ」は、「杖彦」が転じたものとも取れ、船戸神*(ふなとのかみ、岐神、道祖神)との関連も考えられています。杖→旅→道の連想から、久延毘古も道の神です。ということは久延毘古もウツシコオということです。

*船戸神 フナト→クナト~ウツシコオ(内色許男命)はもともと船乗りです。~ヒコサチ:忌部氏(彦幸)~和歌山・名草→ヒコユキ

また、台与(豊)は稲作の神=食物の神であることから、竃(かまど)と関連付けられ、クナトがおクドさんになったと思われます。~第267話:岐神~クナトの大神


カカシは田の神(たのかんさあ)となり、さらに学業・知恵の神として信仰されるようなったのです。久延比古神社(石川県鹿島郡中能登町)や大神神社(奈良県桜井市)末社・久延彦神社などで祀られています。カカシももとをたどれば、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王だったということです。


富山県下新川郡入善町上野邑町地区で毎年1月15日または、15日に近い日曜日に行われる「塞(さい)の神まつり」という左義長(火祭り)行事で、子供達が塞の神と呼ばれる男女一対の白木でできた木偶(でく)人形(デクノボー)を持ち「塞の神じゃ、大神じゃ、じいじもばあばも、ほこほこじゃ、来年むけや、十三じゃ…」と唄いながら地区内の家庭を回ります。~第268話:サイノカミ(幸の神)はデクノボー  


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<蛇足の追記>

あしひきの山田のそほづおのれさへ我を欲してふうれはしきこと

山田は単に「山の田んぼ」とされているようですが、枚方市には山田神社があります。

山田神社:大阪府枚方市田口で、この「田口」という地名も気になります。

この山田神社は、第490話日置氏と製鉄と台与(豊)~枚方市招堤

で書きました日置(ひおき)天神社の近くです。日置天神社境内とその周辺は日置山遺跡です。

・記紀に「少名毘古那神は,こののち大国主神と協力して国造りをし,やがて常世国(とこよのくに)へ渡る。少名毘古那神の素性を知らしめたクエビコは,〈山田の曾富騰(そほど)〉すなわち歩行不能の案山子であるが、天下の事を知る神とされている。身体の不自由な者が〈異形(いぎよう)の人〉として,知恵者の化身と考えられていたことを示している、、」との記述があり、久延毘古(くえびこ)と少名毘古那神(スクナヒコ)との関係があることが示唆されています。スクナヒコは台与(豊)です。~少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 


関連項目:大歳~稲耕の神 


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>





※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




ヒキガエル多邇具久が「久延毘古なら、きっと知っているだろう」と言うので、久延毘古を呼び尋ねると「その神は神産巣日神の子の少名毘古那神である」と答えた。


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1 Comment

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
1日前
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

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第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

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第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

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第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

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