大酒神社と台与、ウツシコオ

更新日：11月13日

第４８２話　＃秦氏　＃大酒神社　＃台与　＃物部守屋　＃秦河勝　＃弟姫

大酒神社（おおさけじんじゃ）は、京都府京都市右京区太秦蜂岡町にあります。

祭神は、秦始皇帝、弓月王（ゆんずのきみ）、秦酒公（はたのさけのきみ）です。

相殿神には、兄媛命（えひめのみこと） - 呉服女。弟媛命（おとひめのみこと） - 漢織女。

が祭られています。

なお、雍州府志＊では祭神を物部守屋とし、一説に秦河勝としていまする。都名所図会では祭神を天照大神・八幡神・天満天神とし、秦河勝とする説を載せています。

＊山城国の地誌としては、最初の総合的組織的な地誌として評価される。都のある山城を、長安のある雍州になぞらえて書名とし、かつ、実際の見聞に基づいて山城一国の地理・沿革・寺社・古跡・陵墓・風俗行事・特産物などが漢文体で記述してあり、また著者道祐の古典研究の成果がよく反映されている。

また、これらとは別に近年の研究では、元の神名の「大辟（大避）」から、「災厄を避ける（遠ざける）」いわゆる道祖神とする説が挙げられています。この説では、神体が石と記されることと、一般に石神の多くが猿田彦神（道祖神）とされることとが関連づけて指摘されいます。一方、「オホサケ」を「大裂」の意とし、土木技術によって大地・川を裂き開拓を行なった秦氏をたたえる神格とする説もあります。

大酒神社の祭礼としては、牛祭（うしまつり）が知られています。～秦河勝：摩多羅神はウツシコオ！

このブログを続けて読んでくださる方がおられるとすれば、この大酒神社には、これまでこのブログで書いたことが詰まっていることがおわかりでしょう。

・祭神を物部守屋、秦河勝とあるのは、秦河勝＝物部守屋＝ウツシコオ（内色許男命）＝スサノオ（津田の王）だからです。

　第４６５話：ミシャグジ様は物部守屋＝ウツシコオ

　第４６２話：秦河勝：摩多羅神はウツシコオ！

・八幡神は台与です。第４７２話：八幡神は台与！！

・兄媛命（えひめのみこと） - 呉服女は卑弥呼で、弟媛命（おとひめのみこと）＊は台与です。第３５６話：七夕幻想～機物神社

・道祖神＝猿田彦は、ウツシコオです。第３３５話：天道根命は道祖神＝ウツシコオ

　第２６７話：岐神～クナトの大神　第４４２話：双体道祖神

・秦氏は高い土木工事の技術を持っています。第４５９話：hidemaru3375.com/post/台与と秦氏　　第４７７話：狂心渠（たわむれごころのみぞ）

・牛祭りについては、第４６２話：秦河勝：摩多羅神はウツシコオ！で述べています。

ところで、酒についてですが、秦氏は総合商社です。鉱山開発、製銅・製鉄、絹織物、水運業などあらゆる分野に手を出しています。酒造りも秦氏が始めたとされています。