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鶴の恩返しの舞台は交野(高天原)

更新日:12月12日

第527話 #鶴女房 #鶴の恩返し #台与(豊) #交野ヶ原 #高天原


鶴の恩返しは、東北かどこかの民話と思っていました。しかし、どうやらこの話は枚方市・交野市(交野ヶ原)の話だったようです。


枚方市にある一乗寺所蔵の 天ノ川鈴見地蔵尊縁起 に「鶴女房」の話が残っています。

別子山(*下記の麓に鈴見という男が住んでいました。 年老いた母のため孝行をしていましたが貧しく、交野の里へ出稼ぎに行くことになりました。 ある日、 出稼ぎの帰りに川原で数人の男が傷ついた一羽の鶴を殺そうとしていました。 鈴見は鶴をかわいそうに思い助けてやりました。 それから十日ばかり過ぎて一人の女がどこ からともなく訪ねてきて母の看病をしてくれるようになりました。 だが、母は死に、霊夢のお告げによって女と夫婦となり、 一人の男の子をもうけました。 子どもが 5歳になったとき夫の留守中に女は子どもを連れて山に登りました。

母はもと天上界に住む天女でしたが、鶴と化して飛んでいる時、運悪く弓 に当たって殺されようとしている時に 父に助けられ、夫婦となってお前を生んだのだといって鶴の姿に戻り、飛んでいってしまいました。


枚方・交野(交野ヶ原)広大な原野で大きな川が流れていたこともあり、多くの野鳥が集っていました。 そ のため、平安時代になると貴族たちの間で、この地での遊猟が伝統となります。 生駒山系の奈良県との 県境を流れる天野川は、元々砂川で色が白く綺麗で、狩にきた貴族が、多くの歌を創り詠うようになります。


この地は、私が邪馬台国とする地で疫病の大流行により邪馬台国は奈良県の桜井市に移転し、交野ケ原は放棄されていたため野鳥の宝庫になったのでしょう。~邪馬台国で疫病発生


伊勢物語に 「狩りくらし七夕つめに宿からん天の河原にわれはきにけり」 という歌があります。天の河原は、高天原にある河の名で、古事記の誓約(うけい)の段に天照大御神と須佐之男命は、天の安河」を中に置いて(挟んで)誓約(うけい)を行ったとあります。この天の河原は交野市から枚方市に流れている天の川です。


饒速日尊の五代後の伊香色謎命(イカガシコメ:開化天皇の皇后)になり、崇神天皇を産みます。 弟の伊香色雄命は 交野連(片野物部)の祖だとされています。 そして彼らが天野川を下り稲作文化を広め、農耕の神として創建したのが京阪河内森駅近くの天田宮(〒576-0033 交野市私市)この辺りが高天原だったと思われます。~イカガシコオ(伊香色雄命)

近くを流れる天野川はおいしい甘い米が取れることから甘野川と呼ばれ、その一帯を甘田と呼んでいました。 その甘田の田の神としてこの神社は甘田宮から天田宮と呼ばれることになります。 ~久延毘古(くえびこ)~山田のカカシ 饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作  台与は饒速日②~交野市倉治 小楯姫は台与:小楯は枚方  


交野市倉治(くらじ:高倉下)には私が卑弥呼ゆかりの神社とする機物神社があります。~卑弥呼は萬幡豊秋津師比売命!!

鶴の恩返しでは、鶴が機織りをしますが、交野にこの神社があることによるものでしょう。この枚方に伝わる鶴女房の話が「鶴の恩返し」になったのだと思われます


この伝承がさらに興味深いのは、一乗寺所蔵の天ノ川鈴見地蔵尊縁起には、鈴見の親孝行を聖徳太子に嘉せられて六万体の随一なる地蔵 尊を授けられ、 鈴見父子は百年長生きの往生を成し遂げたと伝えられていると記されて点です。 聖徳太子はこの場所以外にも交野ヶ原で足跡を残しています。谷岡武雄は「聖徳太子の榜示石」 の中で聖徳太子と榜示石の関係を述べており、交野には奈良との県境に 「榜示」〒576-0003 大阪府交野市傍示 という集落が存在しています。


聖徳太子は台与(豊)です。



この伝承の鶴は天上界の天人で、日本に仏教が伝来し人々が善行を行い安養国であると聞きやってきたのだと語られています。 この鶴は台与(豊)だと思います。


別子山~枚方市岡南町:天女が涙ながらに子供と別れを惜しんだその山を、子別れの山、別子山と名付け、そこにあった松の木を鈴見が松と呼ぶようになったのです。

 


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<交野市・枚方市にある邪馬台国>


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>






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