大阪と邪馬台国：丹比（たじひ）

tootake

4 日前読了時間: 4分

更新日：3 日前

第６１８話　＃柴籬神社　＃反正天皇　＃上毛野氏

前回書いたように大阪市住吉区我孫子にある大聖観音寺は元々は、大依羅神社（おおよさみ）の神宮寺でした。神宮寺ということは、大聖観音寺と大依羅神社は一体（同一施設）であったということです。

大依羅神社の社名・神名の「依羅」は地名を指します。和妙抄では摂津国住吉郡に大羅郷（おおよさみごう）・河内国丹比郡に依羅郷（松原市）が見え、その一帯を範囲とする地名でした。日本書紀には「依網（よさみ）屯倉」の記載が、和名抄には河内国丹比郡に三宅郷記載があり、一帯は依網池の築造に伴って屯倉（王権直轄地）も設置されるような重要地でした。大依羅神社の祭神は建豊波豆羅和気王＊（たけとよはずらわけのきみ：開化天皇皇子）＊と三筒男＊＝住吉三神（底筒男命・中筒男命・上筒男命）

＊開化天皇は台与です。～開化天皇（第９代）は大彦！

＊三筒男はスサノオ（津田の王）＝ウツシコオ（内色許男命）です。

　～宗像三女神と三筒男は、、、

＊建豊波豆羅和気王は前回で台与としました。

この大依羅神社から少し南に下ったところに柴籬神社（しばがきじんじゃ）があります。

この地は大津道（長尾街道）と丹比道（竹内街道）のほぼ中央に位置し、古の松原荘の内にて大和政権の第18代反正天皇（はんぜいてんのう）の皇居跡で、5年間この地に都を置き河内王朝最後の都として、また古事記、日本書紀に丹比柴離宮とあるはここのことです。

大聖観音寺と大依羅神社は一体であったということは、河内国丹比郡依羅郷（松原市）とは大阪市住吉区我孫子は元々は同一区域であったということです。

丹比郡（たぢひぐん）は松原市・大阪狭山市・堺市東区・堺市美原区の各全域と、大阪市東住吉区・大阪市平野区・八尾市・藤井寺市・羽曳野市・堺市北区の各一部」に相当するというから、かなり広大な範囲。

丹比は反正天皇の宮であったということは住吉区我孫子も反正天皇のおひざ元ということです。前回では我孫子は台与の事だとしました。ということは反正天皇は台与であると思われます。第５８４話：反正天皇（第１８代）では反正天皇が帥升の子孫でそれに対して乱を起こしたのがスサノオ＝ウツシコオ（内色許男命）・台与と書きましたが、反正天皇もやはり台与（豊）ということになります。

記紀によると反正天皇の治世は平穏にして穀物は豊作で人民は富みにぎわい、平和な時代であったと記されており、諸殿の跡なる地名として極殿山、大門、中門、学堂、若宮、反正山、東宮、堂経、中橋、高見などの字が残り、大正6年には大阪府教育委員会より史蹟に指定され、現在では大阪府教育委員会より、これらの地域を埋蔵文化財分布地に指定されています。反正天皇＝瑞歯別命（ミズハワケノミコト）のミズハとは、第６１６話：鉱物資源と邪馬台国14～弥都波能売神（みずはのめ）の罔象女神（みつは）の事だでしょう。

前回では、千葉県の我孫子市についても書きましたが、上毛野氏（かみつけのうじ）のは毛野（けの/けぬ）」とは古代の群馬県・栃木県周辺を指す地域名称で、現在の北関東のことです。上毛野氏は、豊城入彦命＊の末裔で一族には、丹比部も見えます。～上毛野氏 - Wikipedia

＊豊城入彦命は台与（豊）です。～hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山

柴籬神社をさらに南に下ると丹比神社があります。祭神は火明命です。火明命は台与です。

第４２０話：https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか？？

そして丹比神社をさらに南に下ると太子町（大阪府南河内郡）です。太子＝聖徳太子は台与です。～大枝神社：“たいし”は太子＝台与　聖徳太子は菟道稚郎子？！

※これまでの記事はこちらです。

※このブログは、御牧国（ミマキ国）が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝：古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ！？？としています。

記紀の登場人物をスサノオ（津田の王）＝ウツシコオ（内色許男命）、卑弥呼、台与（豊）に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。　

＜目次＞