第614話 #阿比良比売 #神代三陵 #邪馬台国 #日向国吾田邑
2万7千年前、超巨大噴火が鹿児島で発生し、大地が陥没した跡が姶良(あいら)カルデラと呼ばれています。鹿児島湾の周囲がカルデラの外縁にあたります。
鹿児島県は、日本で最大の火山地帯で、熱水鉱山として形成される金山が集積し、金の産出量は累計値では第一位です。金と朱(水銀)の鉱床が重なるのはよくあることなので、菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)も朱の鉱床と重なっています。他にも鹿児島県には大口鉱山、入来鉱山、牛尾鉱山などがあります。{参考文献}蒲池明弘著 邪馬台国は「朱の王国だった。」
台与とウツシコオ(内色許男命)のコンビも鹿児島まで赴いた可能性は大いにあります。
鹿児島県には、神代三陵(かみよさんりょう)があります。
可愛山陵(えのみささぎ):天津日高彦火瓊瓊杵尊~ニニギ
高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ):天津日高彦火瓊瓊杵尊~ヒコホホデミ
吾平山上陵(あひらのやまのえのみささぎ):天津日高彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊~ウガヤフキアエズ
ニニギ、ヒコホホデミは台与です。~瓊瓊杵尊:ニニギは台与 https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
ウガヤフキアエズは、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。
古事記では阿比良比売(あひらひめ)が登場します。日本書紀では、吾平津媛(あひらつひめ)で日本書紀よれば、日向国吾田邑の人です。この「あひら」という名は、姶良(あいら)に通ずることから、研究者たちは、この阿比良比売は鹿児島の人物と思っているようです。またこのことから日向国吾田邑は鹿児島の地名と思われています。
吾平津媛の親は、古事記によれば「阿多之小椅君」の妹とあります。この阿多之小椅君は、日本書紀に登場する火闌降の子孫である「吾田君小橋」と同一と思われます。火闌降は火須勢理命(ほすせりのみこと)で、瓊瓊杵尊と木花開耶姫の第二子とされています。
小椅・小橋を地名とみる説もあります。
そして大阪市天王寺区には、小橋(小椅)という地名があります。その場所には産湯稲荷神社があります。宇迦之御魂神、下照比売命、大小橋命の三柱を祀っています。
大小橋命(亦名・御味宿称)は、父は中臣雷大臣、母は武内宿禰の女・紀氏清夫で、父・中臣雷大臣は神功皇后に仕えて活躍して「対島県の祖」と云われ、対島市にその祭祀社が多く鎮座しています。
中臣雷大臣は、中臣の烏賊津のことで、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)のことです。~第263話:中臣氏~中臣烏賊津
ウツシコオ(内色許男命)は対馬でも活躍しています。第498話:卑狗は彦~対馬(津島)
神代三陵(かみよさんりょう)が宮内庁によって鹿児島県に治定されたのは1874年で明治になってからです。この治定についてはひと悶着あったようです。
この日本書紀の記述にある日向国は今の宮崎県であるとする説が主張するのは、713年に大隅国は日向国から分離して成立していたのであるから、それから7年後の720年に成立した日本書紀が大隅国で起きた記事を日向国と書くはずがない。だから日本書紀が記する日向国は薩摩、大隅の分離後の日向国つまり現在の宮崎県であるというものである。しかし日本書紀には、日本書紀が成立する18年前の702年に薩摩国が成立していたにもかかわらず「大隅の隼人、阿多の隼人」と書かれてあり、延暦16年(797年)に完成した続日本紀のように「大隅、薩摩二国の隼人」とは記されていない。「薩摩」と書かずに、一貫して規則的に「阿多」と書いている。~神代三陵 - Wikipedia
このような議論が起こるのは日向の場所が特定されていないからです。
このブログでは、日向は大阪府守口市であることを明らかにしています。
大隅国は、元々は京都府京田辺市の大住(おおすみ)です。大住とは貴人の住む場所という意味です。
第304話:隼人族は呉の勝 第305話:隼人族は疑似民族集団
第306話:阿多隼人(薩摩隼人) 第307話:大隅隼人は京都府京田辺市
日向の阿比良津姫は阿田君小橋の妹で豊御毛沼命(神武天皇)の妃となったとの伝承があります。豊御毛沼命は台与(豊)です。つまり、阿比良比売は台与です。
大小橋命(亦名・御味宿称)はウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。
関連項目:吾平津媛~神武最初の妻
<鉱物と邪馬台国シリーズ>
鉄と邪馬台国(3)~信太(和泉市) 鉄:高師小僧
鉱物資源と邪馬台国(4)~玉川鉱山 宝石・貴石=玉、自然銅
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

貴船神社 - Wikipedia
- 高龗神
イワナが姫 樟葉
産湯稲荷神社|鶴橋|比売許曽神社跡地に鎮座する稲荷神。古代からの井戸がある神社。 | 「いにしえの都」日本の神社・パワースポット巡礼
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語