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両面宿儺は、、、

更新日:1 日前

第555話 #両面宿儺 #台与(豊) #邪馬台国 #武振熊


両面宿儺(りょうめんすくな)は仁徳天皇*の時代の飛騨に現れたとされる異形の鬼神です。*仁徳天皇は台与(豊)です。~第132話:仁徳天皇も架空の天皇!!


飛騨国にひとりの人がいた。宿儺という。一つの胴体に二つの顔があり、それぞれ反対側を向いていた。頭頂は合してうなじがなく、胴体のそれぞれに手足があり、力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。そこで皇命(天皇)に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣(わにうじ)の祖、難波根子武振熊(なにわの・ねこ・たけふるくま)を遣わしてこれを誅した。


両面宿儺は、計八本の手足に頭の前後両面に顔を持つという奇怪な姿で描写されています。日本書紀、風土記にしばしば現れる土蜘蛛と同様、その異形は、王化に服さない勢力に対する蔑視を込めた形容とも考えられています。


濃飛に点在する伝説は、両面宿儺を単なる凶賊ではなく官軍に討伐された飛騨の豪族としています。その一方、龍や悪鬼を退治し、あるいは寺院の縁起に関わる(千光寺・善久寺・日龍峰寺)など、地域の英雄にふさわしい活躍を見せています。大和王権に抗した古代の豪族を、その土地の人々が尊崇し続けてきたふしがあります。


伝説の多くは江戸時代以降に記されたもので、在地伝承に現れる両面宿儺に、王権によって矮小化され、観音信仰の蔭に隠れるようにして生き延びた英雄の名残を見いだし、位山を神体とする飛騨一宮である水無神社の本来の祭神に想定する研究者もいます。

水無神社の主祭は御歳大神です。御歳とは、大歳の子とされています。~第151話:御歳と大歳

大歳=御歳=台与(豊)です。~大歳~稲耕の神 蝸牛考~大歳は大物主 御歳と大歳


日龍峰寺の縁起では、両面宿儺は身に鎧を着て、四つの手にはそれぞれ鉾・錫杖・斧・八角檜杖を持ち、その存在は救国の英雄だとされています。


両面宿儺像は千光寺・善久寺・日龍峰寺などにあり、いずれも頭の前後に顔があり、唐風の甲冑を着け斧や剣を帯びています。善久寺のものは合掌した手に斧を横に持ち韋駄天の像容に類似しています。円空作と伝えられる像(千光寺蔵)は、二つめの顔が肩に並んでいます。近畿地方の和歌山市岩橋千塚古墳群にある大日山35墳(6世紀前半)から前後両面に顔を持つ人物埴輪(頭部のみ)が出土しています。この両面埴輪は貴人埴輪に多い下げ美豆良(みずら)をしています。


多面一身の神というだけなら、古事記に登場する伊予之二名島(四国島)・筑紫島(九州島)がそれぞれ四面一身の神として語られています。


私は、ここで双体道祖神を思い出しました。第442話:双体道祖神では、双体とは、スサノオと台与(豊)としました。第424話:hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山では、男女の二神が現れたのでフタアラワレ=ふた現れ=二(ふた)荒(あら)われ=日光と書きました。 


両面宿儺はスサノオウツシコオ(内色許男命)と台与の戦の時の姿でしょう。相対道祖神は、平時の時の姿です。両面宿儺の宿儺は武内宿祢の宿祢と通じます。


そして、両面宿儺を退治したとされる、難波根子武振熊(なにわの・ねこ・たけふるくま)は、第530話:忍熊王は卑弥呼・天忍穂耳尊??で書いた武内宿祢・神功皇后が忍熊王と戦った時に、武内宿祢と共に戦った人物です。つまり、武内宿祢と武振熊はいつものスサノオウツシコオ(内色許男命)と台与のコンビです。武振熊=両面宿儺=台与(豊)です。


第421話:鬼の正体では、鬼(温羅)を倒したのは、桃太郎=吉備津彦=五十狭芹彦=台与です。つまり伝説の鬼を退治する人物は鬼自身なのです。


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

<目次>





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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
1日前
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
1日前
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