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景行天皇(第12代)と神夏磯姫

tootake

更新日:2月1日

第578話 #景行天皇 #神夏磯姫 #邪馬台国 #台与(豊)


景行天皇の和風諡号は、大足彦忍代別天皇(おお・たらしひこ・おしろわけのすめらみこと) です。日本武尊(ヤマトタケル)の父とされる人物です。


即位12年に、熊襲(くまそ)が背いたので征伐すべく天皇自ら西下し九州に巡幸しています。周防国の娑麼(さば、山口県防府市)に着くと神夏磯媛(かむなつそひめ)という女酋が投降してきます。神夏磯媛は鼻垂、耳垂、麻剥、土折猪折という賊に抵抗の意思があるので征伐するよう上奏し、麻剥に赤い服や褌、様々な珍しいものを与え、他の三人も呼びよせたところをまとめて誅殺します。


この神夏磯媛(かむなつそひめ)は女ながら熊襲たちのリーダーとされています。そして、この神夏磯媛は香春の神夏磯姫と呼ばれており本拠地は香春岳だったようです。


第477話:天香久山は香春岳狂心渠(たわむれごころのみぞ)では次のように書きました。


「香春岳三ノ岳」こそが「天香久山」です。日本書記には香山とあり、香具山とは書いていません。

斉明天皇が築いた狂心渠(たわむれごころのみぞ)は高度な土木工事で秦氏が関わっていると思われます。狂心渠は掘り出した鉱物を選別する選鉱の過程でしようする大量の水を確保するためのものだったのでしょう。

・香春町の北部、採銅所とは香春神社のあるところです。古来銅の産出で有名な香春岳の山麓にあり、古宮八幡宮は大字採銅所にあります。ここは筑豊地域でかつては三池炭鉱で賑わった地です。「香春」(かはる)はもともと「カル」。「カル」は、金属とくに銅のことです。古宮八幡宮の祭神は、豊比売命=トヨ(台与)です。辛国息長大姫は台与!

・第459話で書いたように台与と秦氏の関係は密接なものだったと思われます。hidemaru3375.com/post/台与と秦氏

・記紀では、「神武天皇が大和に入る際、天津神の夢告があり、天香久山の土を取って来て、それで土器を作り、、、」とあり、日本書紀の別伝によると、「石凝姥を以て治工(たくみ)として、天香山の金(かね)を採りて、日矛を作らしむ、、」

とあります。これらのことにより、天香山は鉱山だったことが分かります。しかし、奈良県にある現在の天香山は鉱山だったとは思えません。

高倉下の別名は、天香語山命です。天香語山命は尾張氏の祖とされています。台与も尾張氏の祖と思われます。第370話:とよ(乎止与命・台与・臺與)


*秦氏・息長氏は、江戸期の三井家に似ています。三井家は京都市に本拠を置き、三井三池炭鉱を経営していました。秦氏は京都の太秦に本拠を置き、古宮八幡宮=田川郡香春町大字採銅所を経営していました。第73話:鬼道はサイエンス  ~古代天皇は技術者&ビジネスマンとすると台与は広岡浅子でしょう。参照:春よ、来い (テレビドラマ) - Wikipedia

・記紀では、「神武天皇が大和に入る際、天津神の夢告があり、天香久山の土を取って来て、それで土器を作り、、、」とあり、日本書紀の別伝によると、「石凝姥を以て治工(たくみ)として、天香山の金(かね)を採りて、日矛を作らしむ、、」

とあります。これらのことにより、天香山は鉱山だったことが分かります。しかし、奈良県にある現在の天香山は鉱山だったとは思えません。


高倉下の別名は、天香語山命です。天香語山命は尾張氏の祖とされています。台与も尾張氏の祖と思われます。香春岳の北の北九州には高倉神社がいくつもあります。神武紀では、タカクラジは高倉下または高倉と記されています。すなわち高倉と書いてもタカタラジと読ませています。


※タカクラジのクラジ(倉治)は大阪府交野市の地名で、私が台与(豊)の根拠地とする地です。~台与は饒速日②~交野市倉治  、倭(やまと)は高槻市、葛城は交野市


神夏磯姫も台与(豊)だと思われます。


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日本書紀で景行天皇が九州に巡幸した年代を機械的に西暦に換算すると西暦82年から89年、東国巡幸は123年から124年になります。また日本武尊(ヤマトタケル)の西征は97年から98年、東征は110年から111年で、どちらも帥升が後漢に朝貢した107年の前後になります。そのため書紀の作者(編者ではない)は帥升*を景行天皇またはヤマトタケルとに当てはめたのでしょう。


*帥升(すいしょう?)は、弥生時代中期・後期の倭国の王と推測されています。西暦107年に後漢に朝貢した記録があります。日本史上、外国史書に初めて名を残した日本人、そして日本史上最古の歴史上人物です。



※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>






 
 
 

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