第537話 #神八耳命 #台与(豊) #勝軍会 #聖徳太子
前回、前々回と兵庫県の太子町について書いています。
第536話:塞ノ神と佐比の岡とおくどさん 第535話:佐比の岡~兵庫県太子町
第534話:斑鳩寺・稗田神社~兵庫県太子町
兵庫県の太子町では斑鳩寺御頭会(勝軍会)という行事が行われています。
仏教を広めようとする聖徳太子が、それを阻もうとする物部守屋と合戦をしたとき、信貴山で自ら四天王の像を刻んで戦勝を祈願し、勝利したことにちなんで、お太子さんの荘園・鵤荘内から4人の男児を選び、それぞれ頭人として2月9日、16日、17日、18日に斑鳩寺にお参りし、聖徳太子さまの子供になって、健康な成長を祈る行事といわれています。
その行事の中で詠われる謡曲の歌詞には、次のような文言が入っています。
上宮太子と申也 さてまた八耳の皇子と申す事
或いは豊聡(とよのさと) 又は耳聡(みみさと) 其他厩戸 聖徳共申す。
つまり聖徳太子は上宮太子で八耳の皇子、豊聡(とよのさと)、耳聡と呼ばれていたようです。八耳の皇子とは、神武天皇の次男とされる神八井耳を思い起こさせます。
神八耳命(かんやいみみのみこ)は台与(豊)であろうことは、気づいていました。
茨田堤の茨田堤の鎮守として創建された堤根神社(つつみねじんじゃ)の祭神は彦八井耳命だからです。彦八井耳命は神武天皇の次男とされる神八井耳だからです。
第412話:ヤマタノオロチは淀川~茨田堤2では茨田堤を作ったのは、仁徳天皇ではなく、台与(豊)だとしました。
「出雲と蘇我王国」斎木雲州著(大元出版 2012年)に下記のような記述がありました。
イズモ王国ノ王は、各地の豪族の意見に、よく耳を傾けた。それで、初代の大名持は八耳王と呼ばれた。これは聖徳太子の逸話と同じです。私は聖徳太子は台与としています。
~第342話:聖徳太子は菟道稚郎子?! 第344話:聖徳太子伝説~堀江と茨田堤
第129話:菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
そして、出雲、蘇我王国は邪馬台国(守口、三島・御牧=茨木・高槻・枚方・交野)のことだと私は思います。初代の大名持(大穴持ち=大王)は八耳王=台与です。卑弥呼が死に台与が邪馬台国の大王に即位しヤマト国ができたからです。
※河内国の志紀(磯城:十市)の初祖先は神八耳命(かんやいみみのみこと)とされています。磯城県主は大目(大日)で、大目の娘である細媛命(=マシタ姫)は孝霊天皇皇后とされていますが、志紀(磯城:十市=大阪府守口)の、初祖先は神八耳命=台与(豊)であることになります。
第466話:辛国息長大姫は台与!では、福岡県田川郡香春町大字香春にある香春神社の祭神は辛国息長大姫大目命、豊比売命です。辛国息長大姫大目命=豊比売命=台与(豊)ですから、辛国息長大姫大目命に大目の文字(地名)が入っている理由がこれでわかりました。
・開化天皇の和名は稚日本根子彦大日日天皇ですので、開化天皇も台与(豊)でしょう。
大目は守口市の大日です。~第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第115話:菊理媛神~大目は大日(守口市)
神武天皇を祖とする氏族は、全く存在しませんが、神八井耳命を祖とする氏族は、たくさんあります。日本書紀では、神八井耳命について多臣(多氏)の祖と記しています。
古事記では、意富臣・小子部連・坂合部連・火君・大分君・阿蘇君・筑紫三家連・雀部臣・雀部造・小長谷造・都祁直・伊余国造・科野国造・道奥石城国造・常道仲国造・長狭国造・伊勢船木直・尾張丹羽臣・嶋田臣ら19氏の祖とされています。
・八耳の八とは、大阪府守口市には、八雲、八島などの地名があります。~第529話:江戸川乱歩と台与~守口市八島
・八耳の耳とは、
海部氏(安曇・海人族)の勢力圏であったとミミやミのつく地名は山陰から若狭地方にかけて数多く残り、丹後半島においては久美浜湾を一大拠点として丹後海人族の中核にいたと考えられています。魏志倭人伝では「南、投馬国に至る。水行二十日なり。官は弥弥と曰ひ、副は弥弥那利と曰ふ。五万余戸ばかり。」とあります。弥弥はミミですから、やはり投馬国は丹波=久美浜です。台与(豊)は、丹波地方にもいたと思われます。
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、第381話:魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。このブログでは、記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>
土公神 - Wikipedia
気比神宮の「土公(どこう)さん」 | 「ヲシテ」ひとり学会 ☆ Yama.Mikiさんの ホツマツタヱ 学習日記
第231話:神八井耳命は三毛入野
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
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hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
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継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
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とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語