卑弥呼の残像:元伊勢(9)~滋賀県甲賀
- tootake
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第662話 #鹿深臣 #角凝命 #天湯河板挙
滋賀県には元伊勢とされる神社がたくさんあります。すでにこのブログでは第554話:邪馬台国近江説 を書いており、近江(滋賀県)は、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王):難升米)、卑弥呼(天照大神:ウツシコメ)、台与と関係の深い場所です。
滋賀県甲賀市だけでも、以下の元伊勢がありました。
桧尾神社 日雲神社 日雲宮 五十鈴神社
瘡山神社 川田神社 田村神社
・檜尾神社(ひのおじんじゃ)は、滋賀県甲賀市甲南町池田にあります。
社殿によると天津彦彦火瓊々杵尊が付近にあった滝池へ降り立ち、瓊々杵尊*が青龍となり雲中に現れ、炎気の尾を垂れたため、「火尾」として祀ったところ火災がたびたび起き、「檜尾」と改めたところ、火災が止むようになったという伝説があります。火災除、方除の神として信仰されています。*天津彦彦火瓊=瓊々杵尊(ニニギ)は台与です。~瓊瓊杵尊:ニニギは台与
・日雲神社(ひくもじんじゃ)は滋賀県甲賀市信楽町牧にあります。
伊勢神道五部書:倭姫命世記に記載されている元伊勢「甲可日雲宮」が起源と伝わっています。境内を信楽高原鐵道が通っています。
・川田神社(かわたじんじゃ)は、滋賀県甲賀市水口町北内貴にあります。
祭神は天湯川桁命(鳥取連の祖神)です。
鳥取部の姓を賜った天湯河板挙(あめのゆかわたな)が祖先の角凝命(つのこりのみこと)を祭神としています。この天湯河板挙は天湯河桁命、天湯川田奈命、天湯川田神とも表記されます。角凝命は賀茂建角身命(タケツノミ)=ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)と思われ、天湯河板挙は台与です。
~第463話:少彦名大神(スクナヒコ)は台与!
・坂田神明宮(さかたしんめいぐう)は滋賀県米原市宇賀野にあります。
境内には、元伊勢の伝承地である坂田宮(内宮)と、式内社論社である岡神社(外宮)があります。岡神社は近世には「岡天王社」「若宮」と称されていました。社伝によれば、孝安天皇の時代に宇賀野魂命(うかのみたまのみこと:別称は豊受毘売命)が降臨し、時を同じくして筑摩村に御食都神(みけつかみ)、岩脇村に大歳神が降臨、この3神を合わせて「筑摩三所の神」と称したといいます。宇賀野魂命(豊受毘売命)=御食都神=大歳神=台与です。~大歳~稲耕の神、饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作
・田村神社(たむらじんじゃ)は、滋賀県甲賀市土山町にあります。東海道が参道の一部を通っています。平安時代、坂上田村麻呂は嵯峨天皇に鈴鹿峠の悪鬼を平定するよう命じられ、たちまち悪鬼を平定した。その際、田村麻呂は残っていた矢を放って「この矢の功徳で万民の災いを防ごう。矢の落ちたところに自分を祀りなさい」と言い、矢の落ちたところに本殿を建てさせたとされています。垂仁天皇45年4月8日、甲可翁が天照大神を奉じて甲可日雲宮に鎮祀した倭姫命の生霊を鎮祭して高座大明神と称したのが田村神社の始まりといわれています。
※ところでどうして滋賀県の甲賀に元伊勢が多いのでしょう。
第539話:仏教伝来異聞では、鹿深臣(カフカノオミ)という人物の事を書きました。
日本書紀:敏達天皇の条に、この人物が、百済から弥勒像を持ち帰ったことが書かれています。「鹿深」は後に「甲賀」の字があてられ、日本書紀には「百済より来ける」とあることから鹿深臣を渡来人とする説がありましたが、現在では百済へ赴任した後に倭へ帰還したとする解釈が有力とされています。甲賀氏は蘇我氏が進めた仏教興隆政策や外交交渉において重要な役割を担ったとされています。
鹿深臣(カフカノオミ)はスサノオ=ウツシコオ(内色許男命)です。名前にはちゃんとウツシコオのキーワードである鹿も入っています。~第388話:スサノオのキーワードは角と竹と、、
<まとめ>
今回も卑弥呼は面影はなく、台与、ウツシコオ=難升米=スサノオの残像ばかりでした。
<元伊勢シリーズ>
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

<これまでウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることが判明した人物>
第374話:牛鹿臣はウツシコオ! 第371話:彦狭島命~吉備児島
第372話:建日方別:彦狭嶋命 第369話:神武西征~健磐龍命
第365話:君が代(2):君はウツシコオ 第363話:彦はすべて、ウツシコオ
第324話:武内宿禰はウツシコオ!! 第325話:天之日矛はウツシコオ
第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第327話:于道朱君の衝撃~新羅
第328話:沙至比跪(サチヒコ) 第329話:アメノヒボコはウツシコオ
第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬) 第331話:朱智神社~迦邇米雷王
第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?
第380話:猿田彦は異国人 第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰
第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛!
第336話:大屋彦~根の国は和歌山 第337話:阿多賀田須命~宗像氏
第338話:月読命(ツクヨミ) 第349話:天児屋命はウツシコオ!!
第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考 第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命
第318話:空海のルーツは内色許男命! 第319話:和知津美命はワタツミ!!
第320話:欠史八代はヤマト=三島 第230話:三嶋溝抗命たち(複数)
第231話:神八井耳命は三毛入野 第232話:内色許男命は武埴安彦命!
第274話:八咫烏もウツシコオ 第275話:事代主もウツシコオ?
第279話:開化天皇 第280話:建角身命もウツシコオ
第263話:中臣氏~中臣烏賊津 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
第244話:大津神社と建南方富命 第245話:豊御気主命は三毛入野!
第246話:高御産巣日神(高木神) 第247話:今迦毛大御神と天若日子
第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子 第251話:猿田彦は塩土老翁神
第252話:迦毛大御神は崇神天皇! 第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!
第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命
第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命 第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥
第395話:天日鷲命は、、、 第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇
◎hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程
https://www.rekishijin.com/43241
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語